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Platitudinous Records October, 2001

【<旧日記】【一覧】【新日記>】

● Sep. 1, 2001 (Sat.)

 せっかくだし,やるか.テキストサイト管理人へ100の質問

1.お名前、サイト名、生年月日を教えてください。

 順に,Wayne,Wayne's Diary.生年月日は知らない.真琴(Kanon)の誕生日と近いって話だったけど真実かどうか不明.

2.血液型、星座を教えてください。

 いずれも不明.献血とかしてないのバレバレやな.

3.身長・体重・靴のサイズは?

 身長はかなり低い方だろう.体重は軽い方面でかなり極端.靴のサイズなんて知らないけど,身長/体重から推測するにそれほど大きくはなかろう.

4.家族構成を教えてください。

 私,両親,妹二名.

5.家庭環境は複雑でしたか?

 そんなこと無いと思う.

6.いつからインターネットをしていますか。

 1998年秋口あたりからかな.

7.いつからサイトをやっていますか。

 過去ログ参照...えぇっと,2000年9月20日らしい.

8.自覚してる長所と短所を教えてください。

 長所は常に長所であるとは限らないし,短所は常に短所であるとは限らない.

9.ネット上での、自覚してる長所と短所を教えてください。

 同上.

10.インターネット以外の趣味はなんですか?

 別にインターネットが趣味って訳じゃないんだが.とりあえずの趣味はプログラミングと答えとく.

11.オタクですか。

 多分.少なくともWeb上ではそうだろうし,そういう関係でのOFFであればそう振舞うつもりではある.もっとも,通常時もそうだと誰かが言うのであればそうなのだろう.別に言われるなら否定する気は無いけど,自分としては逆に中途半端だと思ってる.

12.家に帰ってから最初にする行動は、”パソコンの電源を入れる”ですよねー。

 む!? ...何故それを知っている?

13.好きな本を教えてください。

 色々好きだが.敢えて選べと言うなればゲド戦記とでも答えてみるか.みるだけだけどな.やっぱそういうことは聞かれても困る.

14.好きなマンガを教えてください。

 漫画は買わないし読まないからなあ.唯一買っていたのは魔方陣グルグル.好きだから買ったんだろうと思うんだがいまいち不明.あ,そうだ.ちむちぇり.チムチムチェリーだか正確なタイトルは忘れたがそれのこと.自分で持ってるわけじゃないんだけど.ともあれ聞かれても困る.

15.好きな映画を教えてください。

 ...ええと,風の谷のナウシカ.天空の城ラピュタ.このあたりはDVDとか買ってみるもいいかもしれないと思うぐらいには好き.最近見たのでは千と千尋の神隠しは良かったと思ってる.もっともDVD買いどうのこうのまではどうかと思うけど.なんていうか聞かれると困る質問だ.

16.好きな音楽を教えてください。

 ...ええっと,なんていうか音楽と言われても知らないので.基本的にはFinal FantasyのBGMとか好きやった.Phantasy Starとか.最近だとYsとか白き魔女とかONEとかKanonとかAIRとかのBGM.Atlach=Nachaもいい曲が揃ってた気はする.それにしても返答に困るぞ.

17.巡回サイトはいくつありますか?

 今数えてみたところ,とりあえず日記系みたいなところは38の模様.追加してほんの少しだけニュースページとか.あとは,たまにはFalcomとかのオフィシャルも見に行くくらいか.

18.好きなサイトを教えてください。

 大体今巡回してるサイトは全部好きだから巡回してるんであって,そもそも嫌いだったら見てすらいない.

19.影響受けたサイトを教えてください。

 ONE ~輝く季節へ~ 私的応援ページあかね堂(現 茜、どう?)

20.尊敬しているサイトを教えてください。

 尊敬っていうのはサイトにするもんじゃなくて人間にするものだと思っているので,凄いと思うサイトを見つけたら製作者/管理者に対する尊敬はするけど,サイト自体は尊敬なんかしない.よって無い.

21.愛しているサイトを教えてください。

 どんなに拙くてもちっぽけでも無意味でも,自らのサイトを愛せ.

22.最高のテキストサイトは、どこだと思いますか?

 どんなサイトだってそれぞれ最高な部分がある,と信じてる.

23.苦手なサイトを教えてください。

 苦手だと思ったところがそうだろう.

24.許せないタイプのサイトは?

 その時自分が許せないと思ったサイトが許せないサイトに違いない.

25. 嫌いなサイトを教えてください。

 やっぱそのとき嫌だと思ったサイトが嫌いに違いない.

26. 会いたいサイト管理人を教えてください。

 雪駄さんには会いたいと思ってる.もうあと二名ほど挙げたいがやめとく.会ってどうするってもんでもなかろう.

27. リンク貼ってもらいたいサイトを教えてください。

 色々あるが,ここで言ったら要求していることになりかねないので言わない.もっとも,ここじゃ気付かれないだろうけど.

28. あわよくば友達になりたい、って思ってるサイト管理人さんを教えてください。

 それもまたなってどうこうってこともなかろう.

29. 今まで会った中で、一番面白いサイト管理人さんは誰でしたか?

 ...誰だろう.素敵な人ばっかりだったけど面白いっていわれると困る.敢えて挙げるなれば得尊さんか.

30. サイトを始めたきっかけを教えてください。

 ネタ的建前としてはKISAさんのせい.本音としては単にやってみたかったってだけだと思う.

31. あなたの中の優先順位で、”インターネット”は何の上に配置されていますか。

 三度のメシより上.二度のメシより下.一日に二度のメシすら食えないのであれば要らないが,どれか一食抜けば手に入るのであれば欲しい,の意.ちなみに三度のメシが幸せに食えている奴の発言なので,数週間で前言を翻す可能性アリ.

32. あなたの中の優先順位で、”更新”は何の上に配置されていますか。

 毎日更新を守る程度の優先順位.一日の頭だったらまあいいやかもしれないし,終わりごろなのにまだ更新してないんだったら慌てる.

33. あなたのサイトの現在のアクセス数と、理想的なアクセス数を教えてください。

 30から50をふらふらと.トップページのカウンタによると,だけど.あとアクセス数に理想もなんてものは別にない.増えるも減るもそのままも別にそれで良い.

34. オフ会に出たことはありますか。

 ある.

35. オフ好きですか?

 いや.あまり好きではない.とりあえずは時々だからこそいいもんなんだと信じることにしよう.

36. オフ会であった、愉快な出来事を教えてください。

 そんなことが思えるほど落ち着いて参加したオフなどない.

37. オフ会であった、どうしようもない出来事を教えてください。

 嫌です.

38. 好きなサイトの管理人に会って、落胆したことはありますか。

 いや.そんなことはない.

39. (爆)を使っていましたね?

 な...何故それを?

40. 更新頻度はどれくらいですか。

 ここは日一回以上と言いたいところ.現実にはある日付を維持する24時間のうち一回以上.つまり最高で48時間近く更新しないこともあるということ.もっとも別の理由で更新できなかったこともあるにはある.

41. 一回の文章にかける時間はどのくらいですか?

 日記限定なら5分から1時間くらいまでてんでばらばら.平均したら30分程度.ただし4時間くらいかけたのも時にはある.

42. 1日に何回アクセス解析結果を見ますか?

 解析はしてない.ログ取ってそれ直接読んでるだけ.トップのカウンタは一日一回定時にメールで報告させてるし,逆探知は最低一日一回は適当に見てる,という程度.

43. 1日に何回自サイトの掲示板をチェックしますか?

 作る作るといいつつ作ってない掲示板.今やもう作ったとしても,作ること自身にしか意味がなくなった.

44. 仲のよいネッ友は誰ですか。

 ンなこと言われても.

45. ネゲットはアリですか?

 ...そんな単語知らないんですが.

46. ネゲットしたことありますか?

 単語の意味がわからない以上答えようがない.

47. 自サイトのファンをネゲットすることは可能と信じますか?

 だからまず単語の意味を教えていただきたいんですが.

48. 恋人、もしくは好きな人は、ネットで知り合った人ですか?

 それはなかろう.

49. 侍魂はどうですか?

 確かに面白いと思う.

50. 愛・蔵太さんはどうですか?

 どうと言われましても.済みません,失礼ですがどちら様でしょうか...?

51. あなたのサイトが、愛・蔵太さんにどういうレビューをされたのか、教えてください。

 いや,レビューと言われましても...

52. サイト持ちということを、会社や学校で隠していますか。

 しつこく隠し通すつもりはないけど,自分から教えるようなことはしてない.基本的に公開されているものなのだから,各自勝手に気付くならそれでいい.もっとも知ったとしても誰も私のサイトなど興味もたんらしいが.要するにそれが現実か.

53. サイト持ちということを、恋人に隠していますか。

 恋人なんていないし.ただし居たとしても隠すつもりはない.だからといってこれ見よがしに教えるつもりもないが.そのへんはまあ,相手にもよるか.

54. サイト上でのキャラクターであるあなたと、実際のあなたのギャップはどれくらいと自覚していますか。

 自覚といわれても困るが.それなりには違って見えるとは思う.本人は本人だけど.

55. よく使う言葉は?

 要は.要するに.ていうか.それどうよ?

56. 自分の文章は、何らかの付加価値を産み出すに値すると思いますか。

 そんなことはさすがになかろう.

57. 自分のサイトキャラクターはかっこいいと思いますか。

 思わない.

58. 自分の性格はかっこいいと思いますか。

 全然思わんて.

59. 自分の外見はかっこいいと思いますか。

 それはありえん.

60. 自分は痛いと思いますか。

 時にはそう思うこともある.

61. メル友は何人くらいいますか?

 居ない.そもそもメル友ってなんだってのはある.

62. ICQリスト、またはMSNメッセンジャーリストに、何人登録されていますか?

 ICQみると七名ほど登録されてるけど全然使ってないし.ていうか繋がらないし.

63. 最近、いいことありました?

 きっと.

64. 最近、嫌なことありました?

 たぶん.

65. 理想の恋人像を語ってください。

 理想を語らせりゃ色々でてくるがそれじゃ人間じゃなくなっちまう.恋人は恋人であればそれでよかろう.

66. サイトで、三村ツッコミを使ったことはありますか。

 ...えー,度々失礼申し訳ない,その突っ込み方を先にお教え願いえないでしょうか.

67. 決めゼリフをどうぞ!

68. あなたのアイデンティティを、さあどうぞ!

69. 1日何ヒットからが大手だと思いますか。

 10000を越えたら立派な大手だろう.今の私からみりゃ100でも十分凄いサイトだと思うだろうが.

70. 自分のサイトをカテゴライズするなら、何系ですか?

 どうしてもカテゴライズせよというなればサイト名通り日記系とでも.そんなカテゴリがあるのかどうか知らないけど.

71. 普通に遊ぶネッ友はいますか。

 失礼が多くて申し訳ない.まずその単語の意味をですね,教えて頂きたいかなと.

72. ネッ友と遊ぶのは楽しいですか?

 私ってばかなり知らない単語多いですか?

73. ネットをやるようになってから、それまでの交友関係に支障が発生しましたか?

 そんなことはない.

74. こういう人大好き~!っていう人のタイプを教えてください。

 私が大好きと思った人のタイプがそうに違いない.その人々タイプがどれになるかの確率は一様に同じだと思うけど.

75. どーしようもねーな、こいつ。っていう人のタイプを教えてください。

 そう思った人がそうに違いない.

76. どうでもいい人のタイプを教えてください。

 どうでもいい人なら外に出ればいくらでもごろごろと.きっとタイプもてんでばらばらに違いない.

77. 一番自信のあるテキストを教えてください。

 自分でもどれがどれやらわからない.

78. 一番消したいテキストを教えてください。

 色々ある気はする.どれが一番かというのも問題だ.

79. ネット自慢してください。

 嫌です.

80. ネット懺悔してください。

 それもまた嫌.

81. 仲間に入れてほしい(入りたい)コミュニティがありましたら、教えてください。

 ない.

82. 自分のサイトが1番面白いですか?

 そういうこともあるまい.

83. 掲示板に、どうしようもない書き込みがあったときの対処法を教えてください。

 無いし.どうせ問答無用で消すと思うけど.

84. 相互リンクに対する見解を述べてください。

 結果としてそうなっただけでは.もっとも昔は色々失礼なこともしたけどな.

85. フォントいじりに対する見解を述べてください。

 道具.要はカッターは便利だが使い方を間違えれば怪我をする.

86. ネットバトルしたことあります?

 あの,それもなんだかよくわからない単語なのですけども.

87. ネット上だと強かったりしますか。

 強かったりはしないかもしれないが強がったりはするかもしれない.

88. 2chテキスレを見てますか?また、書きこんだ経験は?

 そういうことはない.

89. 前サイトのタイトルは?そして、どんなサイトでしたか?

 そんなものはないし.もっとも数回移転はしたけど,そのときもファイルコピーしただけだしなあ.

90. 没になったサイト名候補を教えて下さい。

 そんなものはない.と思うが.

91. 自分のサイトの現在のアクセス数は不当であると感じていますか。

 別に気にしない.

92. テキストを書くにあたり、最重要視している要素を教えてください。

 せめて日本語として意味が通るように.

93. プロフィールに嘘を書いていますか?

 嘘は書いてない.ホントのことも書いてない.

94. あなたの夢を教えてください。

 自分にしかできないことをしたい.

95. ライターデビューを視野に入れていますか?

 いいや.

96. 作家デビューを視野に入れていますか?

 無茶は止めような.

97. 隠しサイトって持ってます?

 ない.そんなもの作ってるくらいだったら真面目にメインサイトなんとかしますわ.

98. サイトを閉鎖するときがあるとすれば、どのようなときですか?

 きまぐれ.やってみたくなってやり始めたんだからやめてみたくなったらやめるかもな.

99. サイトに対する信念があれば、教えてください。

 きまぐれで始めたサイトにそんなもんが出来るのは一体いつのことやら.

100. 最後に、何か一言お願いします。

 100も質問があると結構辛い.時間もかかるし.それにそれだけあるとやっぱし答えにくい質問もときにはあるのことよ.あと回答がずさんで申し訳ない.嘘は書いてないつもりだけどホントのこと書いてない項目もあるような気がする.まあ項目によって色々だけど.以上.

● Sep. 2, 2001 (Sun.)

 書きたいことがたくさんありすぎると逆に書けなくなってくる現象が発生するようです.時間があれば全部書き出してしまえばいいのでしょうが,そうやって書いて時間を浪費できるほど今の私の時間は安くないということでしょうか.もう少し時間が安くなれば,ずらずらと日記にばかげた話を書き連ねるのも面白いのかもしれません.多分,その頃にはそのばかげた話の値段もがんがん安くなってて,結局書く気にはなれないのでしょうけど.

 で,とりあえず.反応に反応するのもなんだけども.

A1にこだわりを感じました。伝聞は、知っているうちに入らないとゆーことですね?

 いや.伝聞を知っているうちに入らないということにするほどまで知っているという単語を厳しく考えてるわけじゃないです.要は学校なる場所で習うことは殆ど伝聞でしかないですが,それでも私はかなりの量の自分で確認していないこと,もしくはできないことを知っていると主張します.もちろん実験とか実習とかいったものなら自分の目で確認できますが.私が生年月日を知らない,というより覚えてないのはネタでもなんでもなく実話で,なにかと書類記入の時とかに慌てて頭をひねるのはいつものことなのです.家族に聞けば大抵少なくとも戸籍上では正しい年齢と誕生日が返ってくると思うので,なんとでもならないわけではないのですが.でなければ財布に突っ込んである身分証を取り出すか.もっとも今身分証明書を取り出して確認したとしてもここで公開する気はさらさらないんですけどね.ともあれ真琴の誕生日に近いっていう話は真実やら知りませんが一応そういうことにしておきましょう.というわけで,毎年1月6日は真琴と私とそして早瀬さんの誕生日を祝ってやってくださいな.

A36に笑いました。
私の人生経験が未熟のせいか、Wayneさんのあれが、ネタなのか本気なのかは私は見抜けませんでしたので。
#つーか、ネタじゃ無さそうだったので、面白かったのだが。
##「カレーを箸で食べる」のはどうよ?(笑) いや、確かに箸は万能だけど。

 早瀬さんが知っているということは多分夏コミの一次オフのことでしょうかね.とりあえずKISAさんやまさんのときは確かに自分は本気だったんですが,まあ周りにはネタとして受け取られるだろうとかいうのはあったんですけども,さすがに二回目ともなるとネタにすらならんなあと思って普通に取り出しちゃいましたね.ていうか,あの料理で箸がないのはどうよ? と本気で思いました.カレー頼んでとかスパゲティ頼んで箸がついてこないとかいうならともあれ,あれで箸なしは普通に辛いと思ったんですけど誰も思わなかったんでしょうかね.思わなかったんだろうなあ.ていうか私の世間知らずっぷりがいかに徹底しているかを暴露しているだけのような気がしてきました.あそこってもしかして洋風料理店でした?

 ちなみに,その前日の夕食はWhiteさんに中華料理店へ案内してもらったのですが,そこでも箸ネタは出まして,やっぱハンバーガーにすればよかったかなぁ,とか言われました.何でかと尋ねたら「いや,ハンバーガーとかも箸で食べるのかな,と」...さすがにそれはないです.サンドウィッチくらいなら箸でも食べますが.もしかしてKISAさんたちの時にはネタとして秋葉並に迷った挙句サンドウィッチも箸で食べればよかったかしらん? あの程度のサイズだったらなんとかなったと思ったんですが.

Wayneさんに対しては、
「……ゼロス(@スレイヤーズ)?」
と思うことがしばしば。(笑)

 否定はしません.いやゼロスはホント好きですよ.第二部から好きになれなかったのは彼が居なかったからに違いないと言ってみたりとか.出てきたのは5巻から8巻までの4冊だけだったかなあ.まあいいけど.100質問の決め台詞の項目にはせいぜい「心臓は動いてません」とでも書けばよかったかな?

 それにしても,100質問の回答で結構どれもこれも面白かったのはC.Fさんの回答なんだけど...公開されているわけじゃないのかしら.まあ,もっとも一番笑ったA26は確かに身内じゃないとネタわかんないけどさ.ちなみに最強はKISAさんのA100だ.

● Sep. 3, 2001 (Mon.)

 なんだかんだいって自分で文を書くよりも他人の文に反応する方が書きやすいのは否定できない.そこらじゅうの文を集めて色々反応してみたら面白そうだなとか思うことしきり.でも意外と面倒な感じではあるんだけども.

 実はいつの間にか歌月十夜のプレイを始めていた私.ちゃんと期限までにプレイし終えて,やんなきゃダメじゃないかーと言われたときにへへへーんもう終わったもんねーと言ってみるのも面白いかと思ってはいたんだが,むしろ逆に私はそういったことは言われないだろうという妙な予想もあったので止めた.が,昨日久しぶりにIRCに出て行ったら見事に言われているという事態が発生.予想大外れ.いやむしろ,期限内に出て行ったのが悪かったのか.それはともあれ,とりあえず最近自分のまとまった時間の値段が結構跳ね上がってて,数十分単位での時間だったらごろごろと安い値段で転がってるんだけど,これほどまで良く出来たゲームだとそうやって細切れにプレイしてしまうのがとてつもなく勿体無い気がしてなかなか手が付けられないのが現状なのである.というわけで,期限までにプレイせよと言いたくなるうっちーさんの気持ちは分からないわけではないので努力はしますが,ちょっとKISAさんのように公約まで出来る自信は無いです.済みませぬ.忙しいだなんていえるほど忙しいはずはないんですが,おかしいですね.

 で.歌月十夜.何回かプレイしているうちに思わず顔が緩んでしまうほど良い出来.これは凄いわ.本編は結構だれながらやってたけど,これは面白い.個人的にはこっちの方が好き.曲数もばばーんと増えていてこれがまた良い曲ばかり.メッセージスキップの時に簡潔な場面説明が現れるのは便利すぎて笑ってしまうほど.効果音は見事なものががんがん追加されていて今のとこ文句なし.こりゃいいわ.マジで.立ち絵の表情違和感は逆に私のほうが慣れてしまったのか,別になんとも思わずプレイできてしまってるし.本編でちょっと惜しいことしてるかなあと思ったところが一斉に埋められたら,そりゃこっちだってびっくりだ.テキストはともあれ,CGの方は現時点で回収できるものは全て回収できているような雰囲気なので,そろそろ先に進みませう.

 やー.ホントこれは良い出来だわ.まだ終わってないけどさ.

● Sep. 3, 2001 (Mon.) (2)

 なにやら銀色の差分が届く.そう,「差分」である.ふつーの茶封筒にDVD一枚と紙っぺら一枚.な...なかなか素敵な郵送方法だ.紙っぺらに書いてある文は...まぁもう何も言うまい.どうよこの同人っぷり.一体どこでどうやって一般流通に潜り込んだんでしょうか.まあ,別に私は好きだしいいんだけどね.

 で.なるほど原作の不満点だった音声はちゃんとパックされたらしい.確かに追加シナリオもあるみたいではある.もしかしたら三章の夕奈姉さんにも声がついた,のかもしれない.基本的にはまあ,それなりに良くなってるとは思う.ただまあ,追加シナリオがあるからといってもう一回プレイする気になるかどうかはかなり怪しげではあるんだけど.

 そうそう.要は銀色に浮気なんかしてないでとりあえずは歌月十夜が優先だってことである.こちらはそれなりの同人っぷりを発揮しつつれっきとした同人なのだが,月姫の頃はあまりにも同人っぷりが見られなかったせいでねこねこに一般流通を奪われたのかみたいな気分ではあったな.別に私としちゃどうでもいいんだけどさ.

● Sep. 4, 2001 (Tue.)

 時々何か色々書いてみたくなるときがある.キーボードを打つとか,鉛筆を走らせるとか.要は手を動かすということは何かしらしてみたくなるものなのかもしれない.基本的には鉛筆よりもキーボードの方が楽なので長時間使っていられる.すると長時間文字が打てる.結果として長文が書ける.というよりも,手書きで長文を書く自信が一切ない.ここしばらく日記を書き続けているが,手書きではこうも続いていないだろう.たらたらと思うままに指を動かせば,手書きよりも遙に早く,綺麗に文字が連ねられ,かつ修正作業が極めて容易になるというのに,わざわざ手書きで書く意味があるのだとすればそれは筆跡くらいか.でなければ,キーボードという道具がない時.もしくはなんらかの理由により手書きを強要された場合.短文で明らかに手書きの方がコストが少ない場合.ただ,最近手書きをしなくなったせいか,極めて読みにくかった私の手書き字がさらに読みにくくなっているのがなんとも困ったことである.敢えてまだ手書きの利点を挙げるとすれば,既定の文字でなくても書けるということだろうか.変換しても出てこないような漢字や,図なども手軽に挿入できる.大きさや配置も基本的に自由だ.何か思いついたことをたらたらとメモをするくらいだったら手書きの方が有利になるともいえる.ともあれ何か書きたくなって書き始めてしまったが,現実問題そんな暇はないのでここで一旦打ち切る.アップロードされるのはこの続きにまったく別の話題が追加されてからになるだろう.

 と,いうわけで.かれこれ上記文を書いてから既に12時間以上が経過した.文字にして約一行の空行のみだが.同じ日記の中でこれだけ時間差があるのは初めてじゃないかなあ.話題は仕入れてきたものの,それを上手く纏めて日記に書き出す気力が無い.ただつらつらと文字を書き連ねるだけならいいのだけど.キーボードにも大分慣れてこの使いやすさがどうにもキー打ちさせを促進させている気がしなくもないのだが,そこまででもないか.今日は何気にふらふらと大須を回っていたのだが何故か売っているのを見かけたHHK.売っていないに違いないと信じて通販を頼んだのだがこんなもんが一般店頭で売ってるもんなのか.売れるのだろうか.個人的に残る不満点といえばテンキーがないことだが,USBダウンポートがあるから実は接続できないことはない.が,わざわざ場所がないからといってテンキーが付いていないものを買ったはずなのにもう一度テンキーを買っていては本末転倒な気はする.多分テンキーを置く場所はあるけど,買ったら買ったで便利より先に邪魔かもしれないなあ.USB接続だし必要な時だけ繋げるとかそういうこともできないわけではないだろうが,繋ぐくらいだったら最上段の数字キーで済ませてしまった方が早いとか,マシン変えてテンキーのあるもので作業したほうが安くつくとか色々.基本的にはまあ,数字を大量に打ち込む場面はほぼ発生しないので,問題ないといえば問題ないのだが...

● Sep. 5, 2001 (Wed.)

 NOTE:一応連載(6,7,8,ALL)

 寒くて暗かった……
 足がどこかに縛り付けられていてそこから動くことが出来なかった.
 しばらくは泣き叫んでいたいが今ではそんな気力も体力もない.自分の力で状況を打破できるほど,少女は賢くあれなかった.かれこれ3日目.ただこの状況では彼女自身がそれに自覚的であったわけではない.音も無いただの暗闇では,時間感覚は完全に麻痺する.精神にも異常をきたしはじめる.ずっと水すらも与えられていない.ただ思考することですら重労働だ.
 もっとも.産まれて僅か数年しか生きていない幼子がこの状況に置かれてどれほどのことを考えられるのかは,甚だ疑問ではあったが.
 既に意識がはっきりしているはずもなかったし,何を考えられるわけでもなかったし,そもそも,健全であったとしてもその歳ではこのことを覚えていることはあるまい.ただ恐怖が残るだけだ.恐怖だけが.

 だが幸運なことに――いや,不幸なことであったかもしれないが.
 その場所に一筋の光が差し込んだ.
「女の子? なんでこんなところに」
 誰かが入ってきた.男だ.いや,むしろ男の子.白きローブと手には杖.魔法使いか.
 少女の足首には枷がかかっている.完全な放心状態.目は開いていても,それが何かを見ているとは限らなかった.暗くて分かりにくかったが,少女は白かった.不健康なまでに白かったし,実際今は健康ではないだろう.
 だがそういう意味のみではない.少し汚れてはいたが,髪も白かった.肌も白かった.白という色を持っているというよりも,むしろそれ以外の色を持たないが故に白く見えるのだろう.その証拠に,虚ろに開いた瞳は――血色を呈していた.

 男の子は少女の傍に寄って杖を振って少女の足の枷を外した.魔法なる力.素質の違いはあれ,誰だって訓練をすれば身につけられるものだ.この男の子が特別に行使するものではない.
「……」
 衰弱.衰弱していた.少女はあまりにも衰弱しすぎていた.ただ,まだ息がある.そのことに,感謝せよ.少女を助けたかったのであれば.
「可愛そうに……」
 男の子は少女を優しく抱き上げた.
「名前は?」
 返事は無い.当然か.
「嫌だね.親の都合で色んな目にあうのはさ.はは」
 既に意識がはっきりしているはずもなかったし,何を考えられるわけでもなかったし,そもそも,健全であったとしてもその歳ではこのことを覚えていることはあるまい.
「まあ,得てしてそんなもんだけどね」
 ただ恐怖が残るだけだ.
「親だってその親がいたわけだしさ」
 恐怖だけが.

● Sep. 6, 2001 (Thu.)

 無理しなくてもいいのになどと思いつつ,そう出られてしまっては約束しないとは言ったものの無理してでもやらないとダメかなあというわけで,期限内に終了です.歌月十夜.販売元のお陰でまだ手に入れることすら出来ていない人もいらっしゃるはずなので,ネタバレ抑止モード.かなり良かったです,とだけ言っておこうかな? 個人的には月姫よりも好きだったりしますが,月姫知らないとネタが分からない部分が色々あるのでどうしようもないというのはありますか.ちなみにCGはちゃんと全部回収できた模様.テキストはどうか知りませんが,まあCGを回収できている時点で主なものはみているだろうということで,これにて歌月十夜一旦終了宣言のこと.次は君望...ではなくてみずいろ? でもBSFが気になる私.BSFプレイ中の皆様,どんな感じでしょう?

● Sep. 7, 2001 (Fri.)

 おんや.何か言われてますね.歌月十夜に対してのネタバレ抑止モードは,ちゃんと前回分にも書いてありますがまだ手に入れることすら出来ていない人がいらっしゃるので,ということで本気で抑止モードです.というのも,ここをそれなりの頻度で見にきてくださってる方のうち一人,まだ手に入れてないけどプレイする予定のある方を確認してますので.要はその人に,個数制限掛けられてなかったら買ってきてくれと言われていたのですが,残念なことに夏コミではあの調子でしたんで.彼はまだ委託販売待ちなのです.

 で,あとはせっかく夏コミで直接手に入れられたんだから委託販売開始前にやっておきたいなというのはさすがにあったのでやりました,というところですか.別にうっちーさんにけしかけられたから無理したわけじゃないですよ.いやなんか前回日記みると自分の文ながらそうとしか読めなかったんでちょっとびっくりですが.

 あと君望に関してはもう何を言うかなあという感じではありますねぇ.いうなれば3番というとこですか.もう既に雑誌とかでもネタバレしてるみたいだし,別にネタバレを気にするほどのことでもないかなという気はするんですが.ただ何気に最近文字を背景色と一緒にするというあれ,めちゃめちゃ自信なくしたとかいう謎の心理状態なのでなんとなく嫌ではあったり.別のブラウザでみてみたらしっかり見えてて非常に嫌な気分になったという,要はそれから使いたくないという気分だったりとか.あとコメントアウトもひとつの手なんですが,私のソースコードは改行コードが殆ど入っていないので,環境によっては読みにくいこと極まりなかったりとか,要はネタバレ気にしない人に読んでもらう為に使うにはどうかなという気分だったりはするという感じですか.

 と,リンクついでに確認に行ったらどうやら公約を果たされていたようで,どうもお疲れ様です.それにしても君望,プレイしてて憂鬱になるのは確かなんです.もちろん,これプレイして憂鬱にならないのはどうよ,とか言っているわけではなくて,私個人の感性として,ですけども.何が鬱って,主人公の行動だとかダメさ加減とかそういうものよりも,よっぽど演出方面で鬱.ネタバレ抑止とか言いつつも何度か喋ってましたっけ? 次はどんな場面を見せてくるのかって.選択肢はあっても話は有限なはずで,それらは全部誰かが書いた話のはずで,じゃあなんでこれ書いた人はこんな事件をここで起こすんだろうとか,どうしてこんなことさせるんだろうとか,要はKanonとは逆向きにご都合主義というか,いやむしろ妙に現実味があるというか.その辺上手く言える実力がないんですけども.あとこのゲームで萌えというのは個人的には無いですね.遙は? と聞かれてもそりゃ嫌いじゃないですが.私が遙,遙,と言うのは別に遙本人のキャラクターだの絵姿だのがどうのではなくて基本的にキミエンの演出(最後のみならず)のせいなので,遙しかいないでしょと言われても困るには困ります.いやウェディング遙は誰にも渡しませんが.それにしても茜シナリオくらいはなんとか終わらせたいところなんだけど,それにしたってもう少しプレイしやすければなあ.

● Sep. 8, 2001 (Sat.)

 NOTE:一応連載(7,8,9,ALL)

「警報っ!!」
 少年の声が聞こえると同時にリーは跳ね起きた.既に条件反射.杖を構え,状況を判断――今は揺れる馬車の中.
 だが,ふと薄暗い記憶が蘇る.ただ怖かった,それだけの記憶.さっきまで夢でも見ていただろうか.それはいつのことだったのか.夢かどうかも曖昧としていて,ただ少年からの警報が届いたことに対して,無意識的にこの先のことを怖がっているだけなのかもしれなかった――
 そこで慌ててリーは思考を叩き落した.自分は魔法使い.上位魔法使いより警報が届いた以上,直ちに現状に対応し,出来うる範囲で被害を最小限に抑える義務がある.しかし現状の把握が出来ない.馬車の中では周囲の状況は視認できず,また探査魔法を展開しようかと思い立つがそれをするには既に無意味な思考によって時間を浪費しすぎていた.やるべきことはただ一つ.どんなことにでも対応できるように防衛措置を施すこと.
 対精神防御展開準備.対汎用魔法防御展開準備.対衝撃防御展開準備.対熱防御展開準備.攻性衝撃魔法展開準備.攻性冷却魔法展開準備――
 ただ教科書通りの防衛手順をひたすら実行する.しすぎた時間の浪費は致命的だ.いつ何が起こるかわからず有効な手段が取れないのは今後の行動に支障をきたす.出来うる範囲で魔法の展開準備を行って,いつでも必要な魔法が瞬時に展開できなければならない.だが後手にしかまわれない.次に起こる事に対抗できる魔法の展開準備の優先順位が低かった時,展開準備が終わる前だったら当たり前のごとくそれは致命的だ.そして術者の実力的に,準備できる魔法数はおのずと限られてくる.
 ――!
 何かが起こった.いや,起こると直感した.咄嗟にリーは衝撃魔法を隣にいたスタンリーに向けて展開し同時に自分も馬車の外へと飛び出した.次は――次は!? 次は何だ!? 無駄な魔法を展開している暇はない.無駄な思考をしている暇もない.ただ直感を信じて,リーは対精神防御魔法を展開していた.
 が.それはすぐに何者かによって打ち抜かれた.驚く暇があったか? 対精神防御魔法を打ち抜かれ,一瞬にして準備魔法の殆どを叩き落された.残った二つの魔法が強制的に展開される.対衝撃防御と対熱防御.
 して次の瞬間には,バキ――と何か氷結したような音がしたかと思うと,リーとスタンリーは,衝撃も無くただただ真っ白で,もしリーが大人だったら窮屈であっただろう楕円形の空間に閉じ込められていた.
「……氷?」
 隣でスタンリーが呟いた.氷? 氷だ.自分たちの周りを囲んでいるものはただの氷だ.この楕円形の空間は,要するに強制的に展開された対熱防御が氷の進入を防いだということで,そして二人とも氷にからだを打ち付けても特に痛みがなかったのは,やはり強制的に展開された対衝撃防御のお陰だ.ということは……
 ――おとうさん?
 先ほど対精神防御を打ち抜いたのは少年だったか.それならば納得がいく.リーの精神防御をやすやすと打ち抜き適切な処置を施したのであればそうとしか考えられない.感謝はしたが,同時にまだ自分が未熟であることを思い知る.もっとも,年齢的にいえばでここまで出来れば驚異的としかいいようがないのだが.
 外で何が起こっているのか分からなかったが,とりあえずリーは探査魔法を展開しようとした.が,その前に周りの氷が急激に融け,外には横転した馬車と,難しい顔つきをした少年が見つかった.
「……場所を変えよう」
 少し迷った後,少年はそう言った.

● Sep. 9, 2001 (Sun.)

 5000Hit 大感謝!

 どうやら3世代目カウンタがついに5000Hitをカウントしてくれたようです.トップページのやつですが.なんなら日記にもカウンタつけようかなあなどと思いつつ,カウンタなんかどうでもいいや的にどうでも良かったりするのでどうでもいいや.とりあえずこれで,1世代目と2世代目のカウンタ数値をそれぞれ加算すると10000Hitくらいかなという気分で.それにしても,トップのカウンタ回ってるってことは日記直読みじゃなくてトップからちゃんと見てる人がそれなりにいるってことなんでしょうか.いや,ていうかそれよりもトップの気まぐれ一言なるホント気まぐれに時々更新する部分をちゃんと見てる人がいたりして驚き.

 まあともあれ,こんなサイトでも見捨てないでくれている方々,本当にありがとう.

● Sep. 10, 2001 (Mon.)

 ありがと.

 えーと.まあ,そうですね.なんていうかありがと以外言葉が出てこないのですが.確かに時間軸に関しては妙に分かりにくいですねぇ.読み返してみてちょっと驚きました.もう少しきっぱり書いてもよかったかなとか思ったりしつつ,とりあえず作者本人に確認されちゃうと困るんですが一応その通りです.あと8と10は視点移動があるので時間軸は少々被ってます.そんなところですか.それにしても,発音ネタはルール違反だなと本人思いつつもやってみたかったという理由だけでやってしまいましたが,良かったんでしょうか.まあ,描写の良し悪しはまた発音ネタを使う使わないに関しては別の話になってきますけど.あー,でもとりあえず,次からはもう少し考えてから使うように気をつけよう.

 や,それにしてもようやくキャラが人間らしくなってきたのと,文体が確立するようになってきたってことかしらん? 別に物書きになりたいってわけじゃないんだけど,それでも多少文が綴れるのなら綴れてみたいなとは,まぁあほらしく思ってしまうわけです.こんなんでもね.あーはずかし.

 あと.9の途中で意味深に隠してた部分は結局表に出すことに.なんかこういった感じのいきあたりばったりがもう小説だなんて完全にいえなくさせてます.いや,もう既に小説としての体裁を整える気なんか全然ないんですけどね.こんな場面を書いてみたいから書いてみようというただそれだけの動機で続きが書かれているというあまりにも酷い状態.今回の8,10だってリーに魔法使わせたかったというだけの理由で出現したシーンだったりするとかしないとか.いや,当初は小説のつもりだったのかと言われると恥ずかしながら体裁くらいは整えたろと思ってはいたんですが.途中から開き直りました.ですんで,アクセスログ見てると引かれまくってるのが手にとるように分かるんですがそれでも今後続くでしょう.いつもの日記を期待されて来てくれたのに表示されるのがアレでがっかりして次へ行かれる人がいるかもしれないことを思うと申し訳ない気もするのですがそれでも続くに違いありません.とりあえずここは私の自由の場であると主張.あーあ.またそーゆーことを言っちゃってまぁ.

 ...あいや,そのへんはともあれ.もいっぺんありがと.あとこちらからも.あのメイドさん方,楽しみにしてますんでまた頑張って書いてくださいね.あ,別に無理して書けって意味じゃないですけど.書けるときに書くが一番やね,うん.

● Sep. 11, 2001 (Tue.)

 天気が憎らしいほどいい.空が非現実的なまでに綺麗な青色で,まるで物語の中であるかのような風が吹く.台風はたいした被害も及ぼさず,憎らしいほど最高の天気を残していってくれたらしい.――直撃を受けて色々被害があった方々には申し訳ないのだが.

 でも結局そんな天気はいつまでも続くはずがなくて,それがなんか憎らしい.こういう景気こそを保存しておくために写真なるものがあるのだ.決して人物を写すためにあるわけではない.そもそも写真というのは今のように一瞬で感光するなんてことはなかったから,真面目に写せたのは風景画がせいぜいだったに違いないのだ.なのに一体どうしてこうも簡単にちょっと止まって待ってれば写せるようになっちまったのか.迷惑極まりない.とは写真嫌いな私の言.写真嫌いといってもどうやら風景写真はいいらしいな.いったいどういう価値基準なのやら.

● Sep. 12, 2001 (Wed.)

 日記な宿題はありましたよちゃんと.ええ.きっぱりとね.幼稚園の時とか酷いんですよ? 何させるって,日記じゃないんですよ,毎日お天気シール貼りなさいなんですよマジですか!? どうせ晴れなんだもん.そんなん絶対だれるに決まってるじゃん.一週間くらい経ってさ,ねーおかーさん,おとといくもってたっけー,知らないわよそんなのちゃんと貼らないのが悪いんでしょ,とまぁこうなって,いつの間にか天気が捏造されてるんですよ!? もう人工降雪機なんて不要ですよだって雪のマーク貼るだけだもん.ただ非常に難点極まりない部分があって,実はそのシールの枚数がなんか晴れ:曇り:雨:雪がだいたい5:1:1:ってことなんですわ.雪降ったらどうするんだろうねーとか幼稚園児心ながら思いましたよええ.

 あとはですね,小学校の頃は何気にあったんですよ2行日記.ちうか2行日記ときましたか! いやね,要するに日記帳みたいなやつがあるわけじゃないんですよ,ちょっと大きめのリストがありましてね,そこに夏休み中の日付がずらららーっと並んでましてね,そのせまっちい小さな1行欄にねわざわざちまっこい字で2行書けっていうんですよマジですか!? でもねー,これは私それなりに真面目に書きましたよええ.旅行とか出かけちゃうと3日分くらいまとめて書いたこともありますけどねー.

 でもねー良く考えたらねー.うちの中学校ってば生活ノートっていう意味不明なノートがあってねそれ4行みっちり毎日書かされたんですよこれ夏休みの宿題じゃないんですよ日課ですよ日課マジですか!? いやーねー,もう今こうやってちまちまとね意味のない文を綴れるようになったのは絶対こういったキビシーイ訓練のお陰に違いないんですよほら読書感想文原稿用紙3枚以上絶対書けとか言われて文体調節したりひらがなにしたり段落変えたりとかして文字数稼いだ経験があるでしょ? いまじゃもう論点がまとまってて短くて分かりやすい文てのが完全に書けなくなっちまってますわこりゃもうこういったキビシーイ訓練の賜物ですな! むきー!

 ...ホント.もうちょっと真面目な文を書く練習をしたほうがいい気がするよ私?

● Sep. 13, 2001 (Thu.)

 なんだかんだいって更新してないし.何もしてないような気がするのに時間が過ぎていくとか.まあそれを無駄とするかは色々思うところがあるような気がしなくもないけれど.

 突然だが液晶ディスプレイが欲しい.いや前から言ってた気がしなくもないな.ただ結局自分の要求するスペックを,こう,ばばーんと満たしてくれるようなのはさすがにないようである.なんとなく今買い換えるのは物凄い負けな気がするのが辛いところだが,もうCRTなんぞ使ってられるか,という気にはなっているので,失敗とは分かっていつつやはり買うか.それにしても,一体どうしてどれもこれもどれかひとつだけ要求スペックを満たしていないとかいうことになるんだろう.こっちはこれが足りない.あっちはこれが足りない.もう少し待ってから買えばもう少し選択の幅もあるだろうし値段も安くなってるだろうし品質だって良くなってるだろうに,まったく中途半端なときに買おうとしてるもんだ.そりゃもう少し待てばもっとスペック高いものが出てきてどうせそれが欲しくなるに決まってはいるのだが,それにしたってこんな中途半端なスペックのやつらばかりではあるまい.買い物はタイミングが重要.でも欲しいものは欲しいので欲しい時に買おう.あとになってから失敗したと恨み言を言えばいいだけだ.よし.

 ...さてどの中途半端が良いか.

● Sep. 14, 2001 (Fri.)

 鞠絵あんてなIIに捕捉され確認.ありがとうございます.と思ったら,済みません辞書の鍛え方が足りないようで「まりえ」って打っても漢字が候補に現れませぬ.でもシスプリ知らないので辞書以前の問題な気もします.申し訳ない.それにしても,永遠アンテナのお陰もありまして,アクセスログのUAがほぼNATSU-MICAN状態.1時間に一回づつ必ず見に来てくださる大切なお客様ですのよ.HEADリクエストだから本文読んでくれてないけど.ともあれ,今後ともよろしくお願いしますね.

 ...私も自分用のアンテナ作ってみようかなあ.

● Sep. 15, 2001 (Sat.)

 では,何歳だと思われている,のだろう.いや,それに,そうだ.私だって自分の歳なんて数えちゃいない.確か二桁に入ったあたりからもう面倒になって数えるのやめたのだし.今は家族が数えてくれているらしいから聞けば分かるだろうけど,それもそうでなくなったら,私は自分の歳に迷うことになる.そのときには,そうだ.また身分証でも探すか.ただその身分証を作るときにも自分の生年月日のために頭をひねったはずだから,もしかしたらそれも違うのかもな.

 私が数えるのをやめたのは別にたいそうな理由じゃない.面倒だっただけ.周りが勝手に数えてるし,それに大抵は自分の学年が分かれば歳だって分かってしまう.当時は小学生だったわけで,留年だの浪人だの長期病欠だのという可能性を考えられるような賢い奴ではなかったから,学校での学年と年齢は一致するというのは本当ににそうだったのだ.だから誕生日になっても数えなかったし,数える必要もないと思ってた――思ってる.ただ,私の場合だと学年すら混乱することもあったらしいのだが.

 今なら,もう少し追加してもいい.実は自分の歳なんかなくて,正確に言うとそれはどうでもいいことで,つまり周りから思われている歳が私の歳なのだ.

 もっとも,私本人の口から私の歳を聞き出した人も数名いただろう.まあ,要するに一応は今私は自分の歳を持ってはいる.答えなければならない場面というのが時には存在するわけで,ではそのときにはなんとか答えなければならないから.誕生日もそうだ.そんな時には,それを答えることにしている.間違っていても恨まずに笑ってやってほしい.だがここはそんなときやそんな場所ではない.だから聞かれても,答えない.

「そんな事言うなよ.娘どころか,自分の歳だって数えちゃいないよ,僕は」

 馬鹿馬鹿しくどうでも良いことといってしまえばそれまでのことで,ただそれだけのことである.だが他人にとってはどこまでも馬鹿馬鹿しくどうでも良いことであっても,本人にとってはそうでないことも,やはりあるのだ.

● Sep. 16, 2001 (Sun.)

 何か。しばらくスタートアップに入っていたのだけど結局スタートアップからは外されることになった.ああゴメンめもりーな&ふにゅう.非常に素敵な方々だったんだけども,その,言葉は悪いがやっぱり邪魔なのだな.スタートアップに入っていても,メールチェックに行かせたらそのまますぐ終了のパターンが非常に多いもんで,あまり入れておく意味もないという.フルスクリーンのゲームその他やるときもでしゃばってくるから結局その前に終了することになるんだけど,そうするとあんまり再起動する気にならないのだ.いや,終了させようと思ったら「これからお仕事?」「いやゲームやろ」とか実に図星な台詞を喋ってくれるのはホントに好感度高いんだけどね.画面サイズ変更すると「せまいよー」とかゆうて,確かに可愛いには可愛い.でも結局,どこまでもデスクトップマスコットなところが,常時起動しておくには難しい気がするのだ.

 仕様書とか見てると,結構やる気な仕様であることが見て取れる.私にはどうのこうの言及できるような知識も実力もないけれど,後もう少し本体が汎用的になるか,でなければプラグインのように外部依存になれば,これは立派なデスクトップエージェントになれる可能性がある.今でもかなり本体は汎用的かつ外部依存な形式で,今まさにデスクトップエージェントになろうと頑張っているように見受けられるのだけど,まだちょっと足りない気がするのが残念なところだ.もちろん,私にどうこう言える実力はないし,ここまで作り上げたのは本当に凄いことだと思うけれど.

 将来仕様が拡張されるなりなんなり,おそらくされていくだろうが,もしそうなるのであれば私も何かしてみたいもんである.本当にデスクトップエージェントにまでなるのなら,私は是非とも使いたいし,馬鹿馬鹿しいことでも何でも,その外部依存性を武器に何かができないこともないのではないか.今からの活動として何か働きかけられるような実力が私にあれば非常に楽しそうであるが,残念ながら今の私にはまだ無理なのが非常に残念だ.ともあれ,将来が非常に楽しみなやつである.

● Sep. 17, 2001 (Mon.)

 歌月十夜の宵待閑話.もちろんお約束通り――いや,お約束はしなかったけど――委託販売前にこれもプレイし終えているのだけど.それほど長くもないので手軽に読めるのも手伝って,なんだかつい再読してしまった.夢十夜の中で一番のお気に入りはとりあえずこれかもしれない.次点はコン・ゲームといったところか.ともあれなんだか物凄く気に入ってしまった.ネタがばれてしまうと楽しみが減るタイプの話だけど,それでも再読できてしまうのはこの物語の雰囲気のお陰だろう.月姫本編の序盤なんかもそうだし,私が月姫本編よりも歌月十夜のほうが好きだと言うのは,この全体的な雰囲気が理由だ.彼ら当事者たちは確かに苦労しているかもしれないけど,部外者の立場に立ったときこれほど微笑ましい話もそうあるまい.宵待閑話などはそれが強く表に出ていて,だから私は好きなのだととりあえず思う.

 なんだか意味不明だ.ともあれ,私にとって月姫が,歌月十夜が良いと思えるのは,やっぱりその微笑ましさだろうと思い始めた,ということである.多分これらの作品が良いとされるのはもっと他にもたくさん理由があって,みんなそれぞれ色んな理由で,時には理由もなく好きだとか言っているのだと思うけど,私は,そう,微笑ましくてなんだか幸せを分けてもらえるようで,だから好きなのだ.理由も上手く説明できなくて,ただなんとなく好きだっていうのはそりゃもちろんあるけれど,ともあれそんな理由も,好きな理由のうちひとつだと思うのである.

 ついでに.歌月十夜で誰が最大のお気に入りキャラかという事になると迷わずレンだと即答するところだが,次点となると何気に羽ピンと答えたいところだ.脇役――なのかどうかは知らないけど,ともあれそんな中では素敵でしょうがない.有彦と比べてどっちがいい奴か迷ってしまう.いい奴度でいうと有彦の方がいい気がするが,羽ピンは女の子なだけあって可愛いのである.なるほど有利な武器だな.それに,有彦よりも物語の役柄としていい役を持って行ったという気もする.有彦もいい役どころだったはずだが,でも脇役は脇役でしかなかった気がするから.いや,羽ピンもそりゃ脇役だったに違いないのだろうけど.

 あと,歌月十夜はGuest Illustrationに良い絵が揃っているところがなんとも嬉しい限りだ.Contribution illustrationもなかなか素敵である.ゲーム中のイベント絵よりも良いんじゃないかとか言ったら失礼だろうか.いや,イベント絵はもちろん,ゲームの話にあわせてある絵だから,絵単体で評価してはそれこそ失礼かもしれないが.BGMも似たようなもんだ.

 それにしても,こりゃまさにお買い得作品だ.値段以上の価値がある作品だと思う.ありがとうTYPE-MOON.でもできれば今度はもう少し数を揃えて売ってくれると嬉しいかな.

● Sep. 18, 2001 (Tue.)

 ルビも欲しい時があるが,それはまだいい.なんとか傍点をつけられないものか.私には昔からつける癖があった.強調のために文字の上や右につける点.太字強調や斜体強調とはまた違った趣があって,とても好んで使っていた.しかしHTMLではサポートしていないようだ.米文化では傍点などというものはないのかもしれない.何度か使いたかったのだが諦めてきたことが,この日記でもあった.実装的には<ruby>で代用できるはずだが,問題は今現在サポートしていないブラウザが多すぎるということだ.もっとも私はIE使い(いや実はDonutだが)なので,いざ自分の環境で確認するとそれっぽく見えてしまう.なんとなればそれが尚更使いたくなっていけない気がする.自分が持っていた表現方法を奪われるというのはこれまたお気に入りの使い慣れたキーボードだのマウスだのを持っていかれたような感じだろうが,そんな道具がなくてもなんとか出来るように練習しておくことには,まあ,意味が無いわけではあるまい.

 ていうか.私何やってんだ.うちの過去ログ一覧ってば今現在ファイルの最後が切れちゃっているらしい.一体何が原因で切れてしまったのやら良く分からないのだが,それの修復すら完全にほったらかしだ.

 ...じゃなくて! むしろそんなもの直してる場合じゃない.いや,なんか.明日...というか,今日のこの一日のために,数年後に地獄を見そうだ.頼む.助けて.お願い.と日記で言っていたところで誰も助けてくれるはずはない.日記更新なんざしてないでなんとかしろという気がするのだが今となってはもう知らぬ.はぁ.

● Sep. 19, 2001 (Wed.)

 結局はそういう話なわけですね.いや,私は実は以前傍点がスタイルシートで実現できないものだろうかと色々試してみたことがあるんですよ.結構多くのブラウザが<em>を斜体表示するものだから,意図的に<strong>を使ってきたということはあるんですが,それなら<em>をスタイルシートで傍点化出来るなら,私が使う意味的な部分としても正しくて非常に使いやすいかなという気がしていたわけで.が,CSS1の段階で色々試した挙句,結局私の実力じゃ無理だ,ということが発覚.CSS2で強力になったらしい画像配置とか使えばできるのかしらとも思ったりしなくもないが,文字の大きさは固定ではないからそう簡単ではないのかも.そもそもCSS2なんて殆ど知らないし.いやCSS1だって知ってるわけじゃないんだけど.

 というわけで,別に統一基準を作れということまでは言わないから,スタイルシートでなんとか出来ると嬉しいかなあ,というくらいの気分ではある.そういえば前回日記では対応が少なすぎるという話で<ruby>使用を諦めているけど,別に<ruby>は対応していないというわけではないか.<rp>なんていうものがちゃんと用意されているわけだし.これはそもそも漢字の読み方などを補足するのが目的なんであって,そういう意味ではちゃんと実現はしているわけだ.結局,意味的にも実装的にも傍点を振るのには向いてない.

 やはりスタイルシートで実現できるのが一番良かろう.わざわざ傍点の為にHTMLを複雑にすることはあるまい.もちろん,太字だの斜体だの傍点だのといったものはそれぞれ細かくニュアンスが違うものだとは思うけど.だからといって共通の意味的定義が出来るわけではなく,結局意味的には強調でしかないわけなのだし.

● Sep. 20, 2001 (Thu.)

 Wayne's Diaryに足繁く通ってくださっている皆様.時々流し読みに来てくださってる皆様.今日たまたまここ読んでくださっている皆様.リンク張ってくださった皆様.色々日記に突っ込んでいただいた皆様.突っ込まさせていただいた皆様.メールくださった皆様.いやもうなんでもいいやこのページに関わってくださった皆様.本当にありがとう.今日にて気まぐれで始められたサイトWayne's Diaryは無事一周年を迎えることが出来ました.記念になんか下さい.え?

 それにしても始めてから一年ですか.気まぐれで始めたにもかかわらずまあそれなりに続いたもんです,ええ.毎日更新を謳って,まあ二回ほど事故で更新できなかった日もありましたけど,でもとりあえずはそれなりの頻度で更新してきたんですね.今読み返すと全く馬鹿な時期に始めたなって気もするんですが,それでもなんだかんだって続けてきてしまったんですね.妙な感慨が...って,まぁ一年でそんなこと言いってても仕方ないですな.にしても,私も当時から少しは成長したんでしょうか.相変わらず馬鹿なこともやりつつあんま変わってない気がします.一年経ったのにその成長度はどうよ.見方によっても一年っていうのは長くなったり短くなったりするもんかもしれません.それはともあれ.

 本当にありがとう.そしてこれからもよろしく.

● Sep. 21, 2001 (Fri.)

 ありがとう.うちの一周年記念に私が頂いたということで.いや冗談だけど.

 何で私はこの話が好きなんだろうとか考えてしまったら,そりゃもう,歌月十夜と同じ理由に違いない.好きに理由なんかどうでもいいといってしまえばそうだが,まあ,考えてしまったら,だ.つまり,話の中で登場人物は大変なのかもしれないけど,私が外からそれを眺めた時,ああなんたる微笑ましさかと思えるそれである.何気ない日常の一言とか.例えばもしかしたら忘れてるかもしれないしという台詞とか.え、ウソ、そう言う方向性に持ってくの? という台詞とか.それぞれどこが良いんだって説明できるほど私は日本語を上手に扱えるわけではないのだけど.あと,もうひとつの理由は,物語の創造主が楽しんで作ったであろう,ということが伝わってくるとでも言えばいいのか.仕事でやらなくちゃならなくて書いてるわけじゃなくて,ただ好きで楽しいから書いている,今はそれが何よりも重要で素敵なことで,私が好きなのは多分,それだろう.だから,頑張って続き書いてねとは言うけど,無理しては絶対に書いて欲しくない.創造主が楽しんで作ったそれを,楽しみにしているのだから.

 ...いや,本当に彼本人が楽しんで書いたかどうかの確証は無いんだけども.

● Sep. 22, 2001 (Sat.)

 というわけで液晶ディスプレイです.はい? どういうわけでしょうか.いや,まあ,前から欲しかったんで買ってきただけです.

 ふむ.とりあえずはかなり綺麗です.もちろん解像度はSXGAを選びましたんで実はCRTのときよりも解像度上がってたりとかはします.まあアスペクト比が違うのがなんともいえないところですが,でも画面が広いというのは実にいいことです.ドットピッチはかなり小さいような気もしないでもないですが,それでもCRTの時よりは見やすいかもしれませんね.よきかなよきかな.

 ただ,液晶なだけあってやっぱり動画を見るには少々辛いようではあります.特にスクロール.これが非常に見づらいです.残像が残るというか,妙にぶれてしまっていけません.IEのスムーズスクロールとかいうの,CRTだったときはホイールでスクロールしている間にも文字が追えたんですが,液晶になってからは全然ダメです.スクロール中は文字として認識できません.仕方ないのでスムーズスクロールオプションを外すのこと.液晶だとこっちのほうが使いやすいですね.あと,アクションだのシューティングだの,なにかしら動くゲームは非常にプレイしづらいです.さすがに.まあ覚悟はしていたことですけど.ただ,スクロール系統でなければ,30fpsの動画ならなんとか普通に見られるレベルなんで,良しとしましょう.それに,ここしばらく使って大分慣れました.自分が物に合わせるのは癪だし馬鹿馬鹿しいので例えばパソコンのUIなんかはがりがりカスタマイズしてしまいますけど,こういうものの方はやっぱり自分が合わせてやるしか仕方ないですよね.ま,そもそも柔軟性ということでいえば明らかに人間の方が柔軟なはずなわけですし.

 というわけで,マウスもキーボードもディスプレイもそれなりにいい環境を揃えたのことで,買い物リストはそれなりに消費.でもお金も消費.あったりめーだっつーの.次の買い物リストは携帯音楽プレイヤーかしらんなどと思いつつ,ディスプレイの値段が馬鹿になってないのでしばらくは無理.あーあー.まあいいけど.

● Sep. 23, 2001 (Sun.)

 正直にお答えしますれば,読んでるときもあれば見てるときもあります.さらに正直に言いますれば,人によってその態度は違ったりします.全然知らない話題で,サイトの色使いとかで文字が読みにくかったりしたら,そりゃ斜め読みにもなります.そもそもディスプレイっていうのは紙媒体と違って斜め読みになりやすいですし.でも,更新チェック掛けてるサイトはそもそも更新を知るためではなくて更新された内容を知るために掛けているわけですから,常に斜め読みで済ますなんて事はありません.大抵は一通り読んでます.隅から隅までとは言いませんが,それでもそういえば誰それのところでそんな話見たような,くらいには記憶に残ってるんじゃないかと思います.そこまで記憶に残ってるなら,必要になったとき改めてそこの過去ログを探しに行けばいいわけですから,それ以上は特に気にしません.それから,斜め読みといったって,よほど時間の無い時や知らない話題で無い限りはそんなことはしません.いや,時間が無いだけだったらまだ読んでないことをメモしておいて後で読むことが殆どですね.まあその程度には読んでますよ私は.なおニュースサイトとかオフィシャルサイトとか性質の違うところはこの限りではありませんが.

 でも,自分のサイトがそこまで読まれてるかどうかなんて事はむしろどうでもいいんじゃないかと.きっと読んでくれてる人がいます.でも読んでない人もいますよ? 見てるだけ.ああなんか今日は良く分かんないこと書いてあるなまあいいかって.私のとこ見に来てくれる人は私の書いた文が読みたいから見に来てくれているのではなくて,私の書いたある話題に関してのみ見るために更新チェックしていらっしゃるのかもしれないわけで,それだったらその話題でなければ当然読まれません.でもそんなもんでしょう.むしろこの情報の氾濫しまくった世界で,一体どれが自分に必要なのか,見分けて読み飛ばすものは読み飛ばせないとこれから大変なのではとか思ったりもするのです.だから,自分のところが読み飛ばされていたとすれば,その人にとって私の文は必要とされなかったというだけの話で,なんということは無いのだと思います.思ってます.読んで欲しいのなら読んでもらえるような話題や内容で書くべきなのであって,読んでもらえてないよ寂しいよは筋違いな気がするのです.直前の文私宛て.

 しっかし,読んでもらえる話題とかなんとかってなんなんですかねえ.あのリーは読んでもらえていないだろうということ確信犯で続けてるうちのひとつかな.あとこの色.なんか赤系の背景色で白字ってばお前読みにくいよって言われたらはぁすんませんとしか言いようがないんですがこれ.読みにくいですか? 一年も続けてきただけあってもちろん確信犯なんですけど.コントラスト的には悪くない設定のハズなんですが,何分赤系なんでいけないのかもしれません.お陰で客逃してるかも.いや確信犯ですよ.確信犯ですとも.確信犯ですってば! ...なんか「全然知らない話題で,サイトの色使いとかで文字が読みにくかったりしたら」ってきっぱり自分のサイトなのがなんとも言えませんわね.話題もてんでばらばらだし.あー,あかんあかん.精進せねば.いや色は確信犯ですよ?(しつこい)

 と.なんだか読んで欲しくない話題を書き連ねてしまった気がします.こういう時にはやっぱり読んでくれてないことを祈りたいもんですね.でもこういう時に限って読んじゃう人が居たりとかして.世の中そんなもんですかね?

 あとは改めてありがと.確信犯を上塗りしてトップに晒してあります(ぉぃ).にしても,あのメイドさんえたく気に入りました(笑).なんか2周年記念もらえるまであのままだったりして(苦笑).でも実は,何気に千歳さんか柚子葉さんに認定ーとかしようと思ってたんですが.元ネタ出されちゃいましたね.ちょっと残念.あ,そだそだ.この機会にご報告.以前の銀色壁紙はえたく気に入ったので使わさせて頂いてます.もっとも毎度ながら栞ではありませんけど.いや,栞ってば液晶ディスプレイにしたらアスペクト比が変わっちゃったんで,加工しないと壁紙にしたくないって言うか.いや,仕事にも使うんで結局真っさらなままにしておきたいって言うか.現在デスクトップ上のアイコンは3つだけに減っていたりとかします.それ壁紙と何の関係が.いや,まあ,毎度言ってますが壁紙文化が無いんですよ...

● Sep. 24, 2001 (Mon.)

 NOTE:一応連載(8,9,10,ALL)

「で,これからどうするんだ」
 馬車に乗っている間は気付かなかったが,道の脇はかなり深い森だったらしい.馬車の走っていた街道は山道だったのかもしれなかったが,ともあれ今はそんなことすら確認せず森の中に居た.事故だったのかなんなのか,いや氷の内部に閉じ込められるようなことがただの事故だったとは思えないのだが,ともあれ少年はどこでもいいから場所を変えろを言い張ってやまなかった.少年の言に従う義理はないと毎度ながら思ったのだが,少しも事態を把握できていない自分と比べれば,少しは事態を把握できているらしい少年の言に従う方がいくばくが安全だとは,判断したのだ.機嫌の悪さはきっぱりと口調から知れたが.なんせ場所を変えろと言い張る少年本人はその場所に残ったのだから,わけがわからない.わけがわからないと,腹が立つものだ.
「お父さんが戻ってくるまでの間,自分たちの安全の確保,だねぇ」
 で,このリーという少女は外見に似合わず冷静な言動や行動をするから,さらにスタンリーの機嫌は悪化した.
「それはいいが,森の中では身動きが取れないのではないのか」
「うーん」
 リーはしばし首をひねった.
「えっとね,木があるからぁ.それを起点にして防御結界と探査結界が張れる,かな?」
 そう宣言するとリーはさっそくその作業にとりかかった,らしい.良くわからなかったが.
「……俺は何をするんだ?」
「えっと,薪集め,かなぁ?」
「……」
 リーに尋ねるのは非常に癪ではあったが,この際仕方ないと腹をくくって尋ねると,予想通りというかんというか,悲惨な言葉が返ってきた.
 薪集め.なるほど,悔しいが確かに火は重要だ.
「しかし魔法使いとやらが二人も居て薪が必要なのか.魔法使いもつくづく役に立たん」
「失礼だね.火種に困らないだけマシと思ってよ.何かを維持するっていうのは大変なんだよ?」
「!? エド,いつ――」
 スタンリーが驚いて振り返ると,それなりに怒りの表情を浮かべた少年がいた.が,彼の言葉が中途で止まったのはそれのせいではなかった.少年の腕の中には,ぐったりとした御者が抱きかかえられていたのだ.そうだ,自分たちが乗っていた馬車のだ.なるほど少年が残ったのはそれが理由らしい.
「相手も魔法使いみたいだね.ちょっと間に合わなかったか」
 なんて肩をすくめて見せる少年.スタンリーは少々慌てた.
「お,おい,エド,まさか――」
「ん? あ,ああ.いや.早とちりするなよ,生きてる.魔法使いが二人も居りゃそうそう人は殺させない.だけど困ったことに意識が戻らないんだ.呼吸もあるから大丈夫だとは思うんだけどね」
「そうか」
 スタンリーはとりあえず一息ついた.
「で,そういうわけだからとりあえずよろしく.僕は馬車と馬の様子を見てくるよ」
「お,おいっ」
 と,一息しかつけずスタンリーは御者を渡された.一体どうせよというのだ.だがそうこうするうちにも少年はまた街道の方へ戻っていく.
「んー,今夜の夕食は馬肉かなー」
「おいっ!?」
 慌てて呼び止めようとしたが,御者を取り落としそうになってまた慌てて体勢を整えた.
「冗談だよ」
 などと,少年の方は杖を軽く振って去っていく.そうこうしているうちに結局少年を止める機会を逸して,スタンリーは仕方なく御者を具合の良さそうな地面に横たえた.荷物の中から改めて毛布を取り出し御者を横たえ直すと,結局は薪を集めに出かけたのだった.

● Sep. 25, 2001 (Tue.)

 おや.何気に素敵な題名を付けて頂いてしまった模様.「幼き手の魔女」.なんていうか,「幼き」が妙な重要度を誇っていますな(苦笑).気に入ったんでしばらくは便宜的に使わせていただくこと確定.正式名称はどうするのか未確定.そのままこれが正式名称になっちゃったりして.それもまたそれでいいかと思うこの頃.ちなみに,前回分はおのリクエストにお答えしてであります.ていうか,お二方+私に対してはメインコンテンツになるよう今後努力いたします.更新ペースは変わらないと思うけど.って,それ努力してるのか?

 最近なんとなくWeb公開している理由が分かってきた気がする.小説としての体裁すら整ってないし恥ずかしいので読むなと何度か言った気がするがそれなら公開するなよは正論なわけで.じゃあなんでいちいちアップしているのかといえば,要するに続けるためなのだろうということだ.実は今現在,書きかけの小説っぽいもの(残念なことにどれも小説と言えるほど体裁整ってないようだが)は3つくらいほったらかしにしてある中,唯一4つめのこれ「幼き手の魔女」が,ゆっくりとであれ進んでいるというのはつまりそういうことなのだろう.人に見せずにちまちまと自分だけで書いていると,本気で一切進まない.結局,たとえ誰も見てなかったとしても(むしろそれを期待したりもするが),ただ誰か見てる「かもしれない」というだけで,続ける理由としてはそれなりに効果があるということなわけだ.それに,今では励ましてくれる人がふたりもいるわけで,それを考えれば私は幸せ者だ.いや,そうだ.そうだった.それはなんたる幸せだろうか? それだけでも公開した価値は,十分あったではないか.

 などと意味不明なこと言ったところでやっぱり書きたいときに書いて適当にアップするだけなので今までと変化はないのでした.無意味.

● Sep. 26, 2001 (Wed.)

 疲れた...が,その理由は重労働とかのせいではなくて,単に動いていないからだろう.少しも運動しないと逆に疲れることが多々ある.あとは精神的なものも含めて.今後非常に面倒になることは間違いないだろうか,いずれにせよここまで来てしまったら手の打ちようがない.というよりも,手の打ちようがないから仕方がないのだと思い込みたいという,情けない心の成すことか.そこまで分かっていても事態を打破しようとできないのは情けないことこの上なく,その情けなさも分かっているのだが以下続く.ダメな時は徹底的にダメだと誰が決めただろうか.だがときにはそれもまた的を得た言ではある.

 二度あることは三度あるとか言うくせに,三度目の正直とも言うのだ.好きこそものの上手なれと言ってみれば下手の横好きなんてのもある.他にも探せばあるかもしれないが残念なことに私はこの程度しか思い浮かばない.それにしても,世の中とはなんたる複雑なことか.結局なんでもありってことなのだきっと.時と場合によって,見方によって立場によって同一であるはずのものは同一でない.蝶々が一度羽ばたいたら,それが嵐の原因になるのか? なるほど.ならば誰かが1000年前に笑っていなければ,世界は今こんなふうではないはずだ.

 文がおかしい.疲れてるんだって事にしよう.

● Sep. 27, 2001 (Thu.)

 あ,なるほど,そういう計画だったんですか.見てるとどれもこれも結構素敵だな.星の雫とか.愉快な仲間達ってそれどうよとか思いつつ中身読んでるとそれっぽい気がしてくるのも素敵.魔力の泉枯れ果てし世とはこれまた凄い題名というかなんというか,むしろそういう方面に展開向けますか? え,いや大丈夫ですよ行き当たりばったりで書いてますんで針路変更はいつでも.って全然ダメじゃん.しかし星の雫は良いとしても,エドの書ってのはちょっと考えないとダメかな今まで張ってきた伏線上.え,そんなの張ってきてたの? いやもう回収予定はあるんですが回収予定しかないというか.なんじゃそりゃ.いつものパターンですな.

 あとは妙に気になる反応.リーの台詞として幼げな感じを出しつつ大人っぽく見せるにはどうすればいいかとかなり悩んだ挙句あのよーになったのですが予想していたよりもウケが良かった模様.でも嬉しいので彼のローカルエコーエンドレスリピートはエンドレスな感じでエンドレス.意味不明.にしてもあの調子の台詞は二度と書けない気もするのですが大丈夫でしょうか私.結局自分で作った設定に振り回されている感じがしなくもないというか,少年の台詞やスタンリーの台詞は割と問題ないのですがリーが難しい.難しすぎる.そいや,リズの台詞はどうしてたっけ? もっとも彼女は私だけが書いていたわけじゃないけども.やはり書くならファル調かシェリル調が書きやすいんだろうと思うのだけど,全然進まないしなあ.むしろ台詞で一番困らないのはディスティニーなのだけど彼女は余計に描写が大変かも.あ,いや,いざという時には一番困...って,誰も知らないキャラの名前出しまくるなっての私!

 えー失礼しました.やってみたかっただけです許して.むしろ今後さらに展開する予定が.ってそれ止めたほうが良くない? ところでONE卒では風邪が流行っているようですんで皆様ご注意.物理的距離に関係なく伝染するようですが一体どういう仕組みなんでしょうかね.なんとなく間接的にはホントに影響あるんじゃないかとは時々思えてくるんですけども,まあそのへんはいいや.単純に季節の変わり目ですんで体調には注意ってことで.よろしく.

● Sep. 28, 2001 (Fri.)

 日記書いてたら突然マシンが再起動した.せっかく書いた一行は永遠の世界に放り込まれた模様.むしろそうなるべき文だったような気がするが.再起動というか,一瞬電源が切れてまた戻ったような感じだったがどうなのだろう.電源系のトラブルか,それとも本当に瞬間的に電源供給が止まったか.原因はよく分からないけど,まあ絆がなくて戻ってきそうにない一文はそもそもそうなるべき文だったということに違いない.

 電源のトラブルといえば茜(マシン名)もなんだか調子悪いとかいう話もあったか.マザーボードが悪いのかもなどという話もあるけども残念なことに私はそこまで調べる実力は無いようなので放置.別にちゃんと起動してるし問題無し.ついでにその茜は何気に手に入れたMicrosoft Visual Studio.NET beta 2だかなんだかが突っ込まれて人柱状態.大丈夫かしらん.しかしまた意味不明なものを作ったものだMSも.ところで,KISAさん,茜宛(?)のお届け物は受け取りましたです.もっとも無事かどうかの確認はしてませんが多分大丈夫でしょう.

● Sep. 29, 2001 (Sat.)

 なんとなくメイドさん.私は基本的にはメイドさんには偏見を持ちまくっているに違いないけども,なんとなくメイドさんらしいメイドさんをちょっと見てみたくなったり.いや偏見付きで.

 というのも,月姫のメイドさん二人は確かにメイドさんだったけど,結局はそのようなシナリオがあったために実際にメイドさんらしいメイドさんではなかった気もするのだ.それらしいのは,朝起こしに来てくれるとか,洗濯もしてそうっぽいとか,料理は多少シーンがあったかなとか,掃除とか片付けとかもしてたっけ,なんだ彼女ら結構メイドさんしてたんじゃん.新発見.

 ああ話が意味不明な方向に.そうか結局メイドさんってなんなのか私よく分かってないらしい.ギャルゲ文化のメイドさんではなくて本来の意味のメイドさんであるが.ここは家政婦とでも表現する方がしっくりくるのかもしれないが,ともあれ,本来どういう仕事する人たちなのかわっかんないのだ.で,つまりはギャルゲ的に修正の加えられたメイドさんではなくて普通に本来の意味のメイドさんを描いた話でもなかろうかと.でもそれはそれで面白くなさそうだし,私ってば結局何が言いたいのかよくわかんなくなったのでやめ.いいや,もう.とりあえず早瀬さんのとこの千歳さんと柚子葉さんを典型的メイドさんであると私的に定義しよう.彼女らのしてることがメイドさんの仕事だ.よし,問題解決.

 ...したんだろうか?

● Sep. 30, 2001 (Sun.)

 水夏.まだ閉幕してないけど,日記で書くにはタイミングというものがあると思うので.KISAさんとこで水夏日記やってるしね.以下,致命的なネタバレにはならない程度に.でもプレイしていないと意味が分からないというだけでネタバレはネタバレだと思うので,気にする方は是非自主的に読まないようによろしく.

 とりあえずは悪くないというか,かなり気に入った作品.さやか先輩は確かに可愛いし.お気に入りは二章なのだけど,まあ結局強い奴らの話は読んでて爽快なのかも.ついでにこの章で登場の姿を見せない妹は最強.オフィシャルのキャラ紹介にもそんなようなことが.特に姿を見せないのは強さに拍車をかけてるのではないか.姿の点で成功していると思えるのは,この二章の妹のほかに,メデスや,あとは一章での双子の書き分け具合だろうか.

 ひとつ不満として思ったのは,声が中途半端なんじゃないかな,という点.無しなら全員無しにすべきだし,付けるなら全員に付いていて欲しかった.特にちとせは致命的だと思う.欲を言えば各主人公にも付けるべきだった.そしてちとせ同様にメデスも致命的な気はしたが,表現上確信犯として彼だけ抜くというのであればそれも認められないでもないか.結局,声を主体にしてプレイすると,どうしても音として会話が成立しないのに違和感を感じてしまうのだ.つまり電車の中で携帯電話をかけている人を見るあの感じである.確かにテキストでは表示されるのだが,片方だけは音でも聞こえるのは妙な感じがする.だから,無しにするなら全員無しにすべきだ,とも言っているわけである.いやオプションで無しにもできるが,せっかくあるんだしねえ.

 同様にして君望の主人公たる孝之くんにも声が欲しかったではある.特にあれは遙パパや慎二など,男性キャラだからといって声を入れていなかったわけではないから尚更どうして入れなかったのか微妙.宣伝文句を見るには製作者側的には入れたくなかったのも納得できないではないが,結果論としては入っていてしかるべき状態な出来ではあったのではないか.もっとも私が執心していたのは君望ではなくてキミエンなので,もうどうでもいい気分になっているのは確かだ.君望はまだ二つしかエンディングを見ていないのに水夏なぞプレイしているところにもそれが如実に現れていたり.

 で,水夏は閉幕するにはまだ色々しなきゃならないものがあるらしいのだけど,実はまだやっていなかったり.セーブデータをロードしてバックトラックするのが私にとっては少々苦痛なのである.でも初めからやり直しているような時間はさすがになく,結局そういうことでモチベーションが極端に低下,遅々として進まないのだ.そういう意味でも君望は辛い.逆にそういう問題が一切なかったのは歌月十夜か.ともあれ,どうにかして幕は降ろそうか.


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