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Platitudinous Records November, 2001

【<旧日記】【一覧】【新日記>】

● Oct. 1, 2001 (Mon.)

 なんだか最近,一度落ち着いたかと思った銀色の話が多少見られるようになったかな,という気分.まあ完全版とやらも発売されたようだし,その機会にっていう人もいるのかも.個人的には,こういうとこみてると,銀色二章ってそんなに良かったっけ,なんて思ったりもするのだけど,まあどう受け取るかは当たり前のごとく人それぞれなわけだし.それに,私二章はそれほど好きでないとしても,銀色全体としてはかなり好きな作品で,それの評判が良いのであればやっぱり嬉しいもんだ.

 私も完全版とやらを手に入れていることだし,せっかくだからもう一度やろうかなあなどと思ったりもするのな.もっとも水夏の閉幕が先ではあるのだけど.多少シナリオなんかも増えたらしいので,気になるといえば気になるのだ.まあ,世の評判によると追加部分は蛇足だっていうのをどこかで見かけた気もするから,あまり期待してもいけないのかもしれないけれど.

 ただ良く考えると,銀色より先にみずいろって気もしなくもないんだよな.もっとも,あれに関しては終わらせたところで何か言うことがあるわけでもなさそうか.

● Oct. 2, 2001 (Tue.)

 笑えない話に気付いた.

 我が家の庭には柿の木があって,去年だか一昨年だかあたりから実をつけ始めている.かれこれ八年位前に苗木を買ってきて育てていたわけだが,今まで食べた分の柿の量を考えればその苗木の値段分は元取っただろう.幸いにして渋柿ではないようなので,これから秋は柿に困ることはなさそうだ.

 で.その柿取って食べてるわけなのだが.今日は我が妹君が取って皮をむいていた.その姿を見て「そうか,我が妹も柿の皮をむくようになったか」なんぞとボケてみせたのだが(ちなみに年齢を考えるとそれくらいできて不思議はない),そこで「お兄ちゃんこそむけるようにならんと!」などと切り返された.

 そこではたと気付いたのは,なるほど自分は柿の皮を真面目にむける自信がないということだ.ここ読んで笑ったにもかかわらず,である! 笑えねぇ.私笑えねぇよ.これでは 高級料亭の息子 小学生の頃料理クラブなるものに入っていた実績が疑わしいではないか.しかし小学校の料理クラブがまさか包丁など使って真面目に料理しているはずもなく,アレの実体はお菓子クラブだったのであまり意味はない.いや,それでも一週間家の味噌汁を作り続けた実績が,だなぁ...

 ...おお.なんか笑えねぇっていうか情けねぇ話になってきたぞ.いや,実際は柿の皮くらいむけると思うのだが.ただ私がむくと皮だけでなくて多量の実までむいてしまいかねないのは確かかもしれない.「やっぱりしっかりした人が必要だよ」が,がーん.

 なお柿は美味しかった.

● Oct. 3, 2001 (Wed.)

 ようやく水夏は幕を降ろした.CG,シナリオ共に100%.いや,これ別に閉幕してから頑張って埋めたわけじゃあない.閉幕できないからって必死になってあれこれ選択肢選んでたんだけど閉幕できず,結局正解の選択肢に行き着いたのが最後の最後だった,というだけの話である.全く苦労した.

 まあなるほど,水夏か.C.Fさん推奨品というわけで私には特に強くお薦めされていたわけではないし,それに私も,プレイしない,と何度か自分に言い聞かせたにもかかわらず結局プレイしていた.しかしハズレってことでもなかったか.全体を通して純度の高い出来だったので,そう簡単に外しそうには無いが.つまり,どこか突出しているところで評価を受けると,そこを外してしまうとハズレ品になってしまうが,これはどこをとっても平均以上のレベルでまとまっていて外れにくい,という感じ.気になったならプレイして見るのも悪くないかも.気にならないならそもそもハズレなので止めておきましょう.ちなみに体験版ならC.Fさんのところにありますんでどうぞ.もっともこの体験版ほぼ参考にならないけど.

 ともあれ,私にとってはなかなかのお気に入り作品.特にというのであれば二章.ただ中でもあまり好みでなかったのが四章というところが少々勿体無い気はする.あと四章は,製作者側的には結局これをやりたかったんだ,というのは分かるのだけど,他の章との繋がりが弱すぎる.せっかく展開してきた三つの章は何だったの,と私は聞きたいところだ.もちろん全然繋がりが無いわけではないのだけど,そこまでして三つも章を展開したのならもう少し工夫が見られると良かったかな.といっても,あれ以上の工夫が私に思いつくわけでもないのだけど.

 ちなみに全章通して,多いか少ないかはともかく妹出演.でも,それじゃあ妹話デスカ,というのは微妙なところ.まあ,もしかしたら田舎と並んでひとつのコンセプトだったのかも.もっとも,私が根っからの田舎人だから,というわけかどうかは分からないけど,私にとっては別に田舎が描かれていたところでどうこう思うこともなかったので,私の言う田舎と並んで,とはその程度の意味だけど.

● Oct. 4, 2001 (Thu.)

 驚いたことに.得尊さんの息子さんTwoくん(5)がサイトを開設だとか.

 あまりにも驚いたので,この根っこからBBS文化のない,というよりむしろ毛嫌いしている私もついつい書き込んできてしまいました.ただちょっとBBSに書き込むような礼儀作法がなってなかったかも.ごめんTwoくん.それにしても,私は実際に彼には一度だけ会っているのですが,わからないだろうなあ,とか書き込んだら見事,わかりません,と返してもらえました.ていうか,当たり前だよだって名乗ってねぇもん.いや,もしかしたら「うぇいんです」とか名乗ったかもしれませんが,さすがに「Wayne」と表記して「うぇいん」と読めというのは酷でしょう.だってほら,彼より何倍か生きていらっしゃる方も(げほっげほっ)...いや,失礼.なんでもないです.ええ,なんと読んでもらっても結構ですよ.表記の間違えさえしてくれなければ.

 それにしても,五歳っていつでしたっけね.嫌なことや恥ずかしいことだけは覚えている歳ですよ私の場合は.記憶が残っているのはぎりぎりで四歳程度でしょうか.ともかく,自分の五歳って大した事をしていた記憶がないんですよね.まあ,多少は親の援助があると仮定しても,到底自分のサイトを開設するなんて信じられないことなわけで.でも,それって時代の流れでしょうか.各自がどんな環境で育ったかということであって,生まれたときからパソコンがあって常時接続の通信環境がある彼にとっては,そう,当時の私がテレビのチャンネルを変えることが出来た(であろう)ことと似たようなことなのかもしれません.どうしてそうなるのか分からなくても,ボタンを押せばテレビの画面は変化するし,文字の書かれたキーを叩けば文字は出てくるのですから.

 ただ,テレビのチャンネルをいじるのと違うのは,自分の思ったことを文章にしなきゃならないということで.幼稚園児の私,文字も真面目に書けない人間がまさか文章など書けたはずもなく.しかし困ったことに,マシンのキーボードを叩いて画面に文字を出すことは,鉛筆を握って文字の形をかたどる事よりも,単純なのです.

 まあ.なんであれBBSのような形で何らかの反応が見られるうちは彼は続けることが出来るでしょう.でも,一週間以上,誰からも反応がないようなことがあれば,彼はきっと続けられない.五歳児を甘く見すぎていますか? でも,私だって一月二月の単位で何も反応がなければ嫌になるでしょう.もちろん,そこでさっさとやめてしまうかどうかは別ですが.というわけですので,みなさんTwoくんを応援しましょう.といっても,彼には両親がいますから何も反応がない状態が続くなんてことはないと思いますけどね.

 こうやって時代の変化ってのが現れてくるんですね.もしかしたら私が五歳だった時にも,親にしてみれば似たようなことがあったのかもしれません.いや,私ってば全然ダメな子で,そんな大人を驚かすようなことは何一つしなかったかも.わたしにはそんなことはわからないけど...そう,生まれたときから常時接続な彼らは,通信網に何を見るのでしょうね.きっとテレビや電話やパソコンに置き換えてみればこれまでも何度かあったはずの疑問だけど.まあ,世の中そんなもんですかね?

● Oct. 5, 2001 (Fri.)

 なんだかんだってみずいろ.日和終了,雪希前半.発売日に購入したはずのみずいろ,一体なんだってまだそこまでしか進んでないのやら.優先順位は高いところにあるのにいっつも二番目で進まない.日和終わったのも実は一月くらい前の話で,雪希スタートも一週間くらい前の話なんじゃなかろうか.こうも散発的にちまちまと進めてるのは勿体無いというか色々問題があるんじゃないかと思うんだけど結局二番目か.おい.

 なんだかんだいって見事なまでのギャルゲというかなんというか.そして全て確信犯らしい.まあ,確かに,本来のコンセプトたる「女の子と仲良くなっていちゃいちゃしよう」というのに沿うなら最も沿ってる作品だとは思う.そして良いやら悪いやらそれだけ.確信犯的にそれ以外を除外したというか,まあそういうレベルで評価するなら確かに良品だと思う.そういうのだけを求めるなら正しい選択かも.でもちょっと私としてはそれが全面に押し出されすぎて,なんか慣れないというかなんというか.まあ,いいけどね,嫌いではないし.そもそもそれを期待して買ったはずだし.でも結局だけなので優先順位は二番目.進まない.ついでにねこねこながらの同人っぷりは健在.まあどういうのを同人的というかはこの際放っておくが,とりあえず主観として.

 ともあれ,これに期待していたのは確かにやっぱりそういうもので,そして何よりもそれだけだからこそ気構え無く気楽にプレイできることだったはずなのだけど,期待を裏切られたわけではないのだが突き抜けられたというかやりすぎというか慣れないというか.結局プレイには気力が必要なのだ.世の中そんなもんですかね.

● Oct. 6, 2001 (Sat.)

 タイミングがあるとか言いつつ思い切り外しているような気がしつつ.水夏と銀色のネタバレ注意です.文字色抜いたりしませんので各自の責任にて回避していただきますよう.

 で,章間接続話.私は別に不満だったわけではないです.多分.ただなんというか手段が古典的というか,あと一歩何かひねりがあったら面白かったかもしれないのに,という感想だったわけです.が,なるほど文法/作法に則っているという評価基準なら確かに評価できるのかも.もっとも私自身が文法や作法なんてものがわかってて言っているわけではないのですけど.

 と,そんなことを考えている中,銀色の方が不満というのも聞こえてきて妙に納得.ただ納得したからといって私が銀色の章間の繋がりに大して不満なのかといえばそうではなく,あれはそもそも,それぞれ独立した話だったので問題ないという感じ.イメージとしては,章という単位の四つのビーズがあって,それに空いた小さな穴を銀糸がするすると通り抜けていく感じ.錆は敢えて言えば,銀糸を輪にしたときの結び目とでもいうことになるでしょうか.でもあの繋ぎ方は非常に見事で,結び目なく繋いだ,なんて表現をしたかったりもするんですが,それはまた別の話.あとは,物語内部の話してるときに外部の話を持ち出すのはルール違反な気がしますが,そもそも各章シナリオライターが違うということもあって,尚更独立性があるのではないかなと.

 対して水夏は,なんていうか,前の章での選択肢の結果が次の章になんらかの影響を及ぼしてしまう.もちろんそこに価値があるのでしょうけど,有り体に言えば中途半端な気がする,でしょうか.もっと劇的な変化が訪れてもいいはずだ,というのがひとつ.ただ,これはどこからが劇的なのかという話が付き纏うので,個人の感覚での話になってしまいますか.もうひとつは,時間軸が一致しているのだから,後章での選択が前章に影響を及ぼしてもおかしくないはずだ,というもの.章に番号が振ってあって,順番にプレイしていくという形式を取っている以上それは不可能なわけですが,ただ,なんとはなしに違和感を感じるというあたりです.

 後章での選択が前章に,なんて話をしていると妙な気がしますが.謎ゲーム話をすれば,そういったことも多分含まれるのでしょう.閲覧されうるシーンはそれぞれが独立に存在しているはず.ということはつまり,順序はつきません.敢えて順序に言及するなら,プレイヤーがそれを決める,とでも言えばいいのでしょうか.そして,各フェイズは時間軸も場所もある意味ランダム.ただの観測が世界を混沌へと導く.そんな話だった,ハズ.

● Oct. 7, 2001 (Sun.)

 忙しいはずないしこんな身で忙しいなんぞと言ったらあちこちから罵声と共に殴られたり蹴られたり色々されそうなんで言いたくないが忙しいような気がする.いや気がするだけだ.別に忙しくなんかない.そもそも忙しかったら日記なんぞ書いてないで何とかしろという感じだ.が,しかし先に日記書いとかないと毎日更新が途絶えて嫌だなとか思ったりはするのだ.でもってそうだ長期旅行のときは時期を選ばない話題をいくつか書いておいてcronで定時更新とかいう罠を仕掛けていったらどうだろうなどと考えたりするくらいには毎日更新にこだわってはいるらしい.素直に旅行行ってきますんでしばらく更新できませんとかゆって出てけばいいのに.しかしまあ,どうせ長期の旅行どころか日帰りだって旅行なんぞ行かんのでそんな心配は無用だ.

 他人にとっては別になんてことないことでも,本人にとってはそれが非常に重要な意味を持つことがある.とは何度か言ったっけ.どんなに奇異の目で見られようがそうすることが本人の精神にとって重大な意味を持つことであるとか.そんな大げさな表現をしなくたって別になんかこだわっているものってのを考えてみればいいのかも.例えば長く伸ばした髪の毛とかね.でなきゃ,誰かさんから貰った指輪だとか.

 誰かの何気ない一言に信じられないくらい元気付けられたりとか.そのまた逆に,何気ない一言に深く傷ついたりとか.

 いや,別に私の毎日更新に対してそういうこと言っているわけではないのだけど.私の場合は,ただの一日でも諦めてしまったらもう二度と更新できないんじゃないかっていう単純な恐怖.怖いから更新するの.言葉が悪いなあ,もっと綺麗な言葉で綴ろう.自分のために更新するの.

 よし.

● Oct. 8, 2001 (Mon.)

「おい.本当に行っちまうのか?」
「……」
「……はぁ.いや,まぁいいけどな.
そういうのが必要になる人もいるだろうし.
そういうのが必要になる時だってあるさ.
別に俺は止めやしねぇよ」
「……」
「でもな,おめぇ,
馬鹿なことやってねぇで,
さっさと帰って来いよ?」
「……」
「あー……それともなんだ.
俺の勘違いか? ただの意地か?
だったら俺の方がただの馬鹿だな」
「……」
「黙ってちゃわかんねぇだろ」
「……」
「わあった.わあったよ.
……勝手にしやがれってんだ」

● Oct. 9, 2001 (Tue.)

 BGM選曲.久しぶりにKanonのゲームディスクとか聞いちゃってみるとなんだか懐かしい.懐かしいって,いやそりゃもちろん久しぶりに聞いたんだから当たり前かもしれない.そうかKanonってこんな曲だったんだなあなどと思ってみたり.そのあと改めてKanonの絵見てみたら,実は結構瞳がでかいのね.白目の部分殆どないし.って,今まで気付いてなかったんかい.我が妹君が言うには「目が大きくて,口が上のほうについてて,顔が全体に横長」だそうだ.なるほど.そうなのかも.言われてみると確かに妙な絵な気もしなくもないんだが,慣れってのは恐ろしいもので,結局どうってことなかったり.

 ついでに言うとあゆ(@Kanon)は赤目.お嬢(@水夏)も赤目だ.やっぱり赤目には意味があるのだ.というか私がどこぞの物語にかぶれているだけという話もあるのだけど.ついでに言うと緑目もそうだ.なんだか瞳の色ひとつで私には意味を持ってしまうらしい.ちなみにかぶれているのはよほど緑目のほうがそうだともいえるな.あとは青目,というよりは碧眼というがかっこいいのか.だから,AIR発売前はきっと美凪がメインになるヒロインだとずっと信じてたりもしたんだ私.赤目だったから.ようするにKanonにおけるあゆのような存在になるだろうと思っていたんだけど,残念ながらKeyにはそういう瞳の色でなにか意味付けがあったわけではないらしい.残念.

 そうすると,ONEにおけるそれは...瑞佳か.瑞佳だ.赤目は.いや,わかってた.わかってたからこそAIRでのメインになるヒロインは美凪だとずっと信じてたんだ.いや,まあ美凪がメインだったと言う人はたくさんいるだろうが,しかしまあ,構成的にはそうとはいいにくかろう.

 以下意味不明の独り言.私にとって,瞳の色は重要なのだ.ふむ,しかし緑目はいちどもやったことがない.ただ,それに意味付けするには依存しすぎるから,やってないのは正解だろうし,むしろやれないのだが.碧眼は素敵だが,素敵なだけか,でなければ隠すための道具として使われてしまう.それから黒目.私にとって黒目がそれほど意味をなすことはないような気もするが,ちょっと考えてみると実は偏っていることに気付いた.もしかしたら緑系列の色なのかもしれない.あとは茶目だが汎用的.青もバリエーションは汎用だ.ところで現実世界日本人だけでも結構目の色というのは違うものらしい.随分と黒い人もいたし,実は外来人なんじゃないかと言われるほど,黒よりむしろ茶色の人もいた.自分の目の色? そういえば,知らないなぁ.毎日鏡見てるはずなんだが.

● Oct. 10, 2001 (Wed.)

 何故だかイマイチ不明だが,今日は何故か茜にDVD-ROMドライブがプレゼントされた.もっとも五台限定の安売り品だけど.いや,まあ,茜でもDVDが見たいなーとか.あとは,茜が持ってるCDは確か六倍速だった気がするので,今の時代それでは少々イライラするだろうというくらいの理由で.そういえばドライブは日立製とか書いてあったが,いいのか悪いのかよく分からん.まあでも,茜には良かろう(なんで?).

 茜は基本的に拡張性たっぷりで,DVDドライブを入れてもまだ五インチベイに空きがあるところが嬉しい.そういえば五インチベイにはステッカーが張ってあったが,もう一台拡張する時は取り外さないと仕方ない.もっとも,五インチベイの方は使用条件に入ってなかったんで,今回そっちに増設して外してしまおうかとも思ったけど,なんとなくやめといた.別に貼ってあったところで害はないし.使用条件に当たる3.5インチベイの方は残り空きが一台なんで,何か拡張しようと思ったら多分茜ステッカーごと外さないといけないだろうけど,でもステッカーを剥がすなってだけなので多分大丈夫.

 とりあえず中を空けてみてドライブを入れるのまでは良かったんだが,何気にIDEケーブルが無い事に気付いてあれれ.ずっとIDEケーブルだと信じていたものはあるのだがコネクタのサイズが違のだ.ううう,これなんだ? 一体何のケーブルなんだ? IDEケーブルはIDEケーブルでも色々タイプがあるのか? そいやフロッピーに繋いでるやつはこれもまたサイズ違うよな.などと,実はハード方面はさっぱりだったりする私.というわけで,いつぞや頼まれて知人のために買ったはいいが「もう自分で買ったからいらない」と言われなんじゃそりゃで余っていたIDEケーブルを使うことに.こんなところで役に立つとは思わなかった.いつぞやは電源ケーブルだったし,なんだかんだって結局使うことになるってのは,実際には余分な買い物のはずなんだけどなんとなく嬉しい.

 それにしても,このケーブル群,かなり邪魔だ.フラットなところがなんとも.捩ってまとめてあるIDEケーブルを見かけたことがあるが,なるほど多少割高だったがそれだけの価値はあるのかもしれない.もしかしたらあれ買ってくると私って幸せになれるのでは,などと思いつつケーブルと格闘.余っていたIDEケーブルはどうやらタイプも正しかったようで何事もなく接続完了.本体の電源を投入してみるとどうやらちゃんと認識されているようだ.良かった良かった.

 残りは特に何も問題なかった模様.バンドルのDVD-Video再生ソフトをインストールするのに何度か再起動を求められて時間がかかった以外は.Audio-CDも普通に再生できるし,CD-ROMはスピードアップして快適の模様.DVD-ROMもちゃんと読めるし,DVD-Videoの再生も快適.

 あとは家族がDVD-Videoの映画とかを買ってくるのを待てばよし.

● Oct. 11, 2001 (Thu.)

 IDEケーブルだと思い込まれていた可愛そうなケーブル君の正体は,実はWide-SCSIなるケーブルであることが発覚.ピン数が多かったんで一番疑わしいのはSCSI系列だったんだがまさにその通りだったわけか.確かにSCSIオンボードのM/Bだったし付属されていても不思議ではないのだがセカンダリのIDEケーブルって普通付いてないものなのかしら.もっとも,嫁入りにくる前にKISAさんが抜いてしまった可能性もあるのだけど,別にその辺はどうでもいいことだ.

 しかし随分とよく似たケーブルだこと.向きが分かるように片側に赤い線が入っているのも同じだし,色も同じだし.妙に幅が広いのは確かだが,SCSIケーブルは既に本体内部を走り回っていたのでさすがにまだSCSIがあるとは思わなかったのである.あとはSCSIのことについては,何気にコネクタの形状がやったら種類があって混乱することとか,チェーンの終わりにはターミネータが必要だとかそういう基本的なことしか知らないというのも勘違いの原因ではある.そもそも私はSCSI機器をほぼ使ったことがなくて,今現在我が家にあるSCSI機器は唯一茜が持ってるCD-RWドライブのみなのだ.

 SCSIといえば,あまりいい記憶がない.コネクタの形状が分からなかったとか,ボードとケーブルを探しまわって買ってきたにも関わらず結局使えなくて,NECのCバス用のSCSI-2のボードが一度も使われずに余っているのもなんだか悲しい.もっとも,コネクタの形状に関しては分かりにくかったというのは広く認めてもらえないもんだろうか.その経験を生かしてUSBだのiLINKだののコネクタの形状はああなったのだという話を聞いたような聞かないようななのだが.

 そういや,栞にはオプションでiLINKボードを追加した記憶があるのだが,しかし結局iLINK対応機器がひとつもない.USBは本体内蔵が二本あったはずだがスキャナとキーボードが刺さっているお蔭で既に埋まってしまっている.マウスはキーボードに付属のUSB-HUBから.なんとなく偏りがある気がする.しかしiLINKに繋げるといったらCDだのDVDだのHDDだのというものが一般的なわけで,それならそれで間に合っている.iLINKポートを持つのは我が家で栞だけだから,移動用という割り切り方が出来ない以上,どれもこれも内蔵型にして,お下がりを茜に,というパターンの方が現実的なのだ.一体何のためにiLINKボードをわざわざオプションで追加したのかわからん.将来使うことになるだろうか.しかし今度はUSB2.0だとかなんだとか.なんだかなあ.

● Oct. 12, 2001 (Fri.)

 デフラグ.久しぶりにかけてみるかということで実行してみた.いつものことだが,なんだかんだといってかなり時間がかかる.かりかりと細かく音を立てながら回るハードディスクを不審に思い詳細表示を見てみると,どうやらクラスタをひとつずつ移動しているらしかった.なるほど道理で時間がかかるわけだ.思い当たるファイル群もある.仕事で出来た大量の小型ファイルではないだろうか.実体は40MB程でしかないのに,クラスタギャップのせいで650MB近くにまで膨れ上がっているあのファイル群のことである.詳細表示を眺めていると,何か小さい子を見ているようだ.たくさんあるキャンディーだかチョコレートだか,まあなんでもいいのだが,それをひとつずつつまんでは入れ物を移し替えているような気がしてくる.いくつか同時に掴んで移せば早いだろうに,どうしてもひとつずつしかそれをしない.しかし本人には意味があるのだろう.数を数えるためにはひとつずつでなければならなかったのかもしれないし,移し変えること自体が楽しいかもしれない.ただそれを外から見てるとその意図がわからないだけなのだ.

 また進行状況表示が滞る.今度は何かと思えば,随分と大きなファイルをどかしてはまた詰め込んでいるらしい.クラスタギャップを嫌って複数ファイルをまとめてかなり大きくなったファイルもあったし,動画も入っているし,これが最大の原因だろうが,いくつかCDイメージも入っているはずだ.CDイメージなんかは,単に入れ替えるのが面倒だからという理由だけで作ってあったのだから削除しても問題ないわけで,それなら全部削除してからデフラグをかけて,またCDから作り直したほうが早かったかもしれない.もっとも一度始めてしまったデフラグを中断するのはなんだか悔しいのでそのままにしたが.詳細表示を見ていると,また小さい子を見ているような気がしてきた.積み木を移動している.円柱型の積み木を箱の外に出したかと思えばまたそれを戻したり,角柱型のものを外に出してから円柱型のものを出したり.だがきっと本人には意味があるのだろう.もしかしたらままごとセットかもしれない.お人形さんを買ってもらえないから積み木でするしか仕方ないのだ.円柱型はお兄ちゃん.朝は学校に行くので,箱の外に出す.だけど,よく考えたらお兄ちゃんはお寝坊さんで,あたしが起こさないと起きてこないから,まだ学校には行かないのだ.思い直して箱の中に戻す.そうだ,先にお父さんが会社にいくのだ.だからお父さんが出なきゃいけないのだ.角柱型の積み木を外に出して,それからあたしがお兄ちゃんを起こして,いってらっしゃいをするのだ.そんな具合である.だがやはり,外から見てるとただひたすら積み木が移動しているだけで,その意図は一切わからないのだ.

 デフラグかけながら本なんか読んで待ってるとよく分からないことを考えていけない.

● Oct. 13, 2001 (Sat.)

 やらなきゃならんことっちゅーか,いや今現在実はゲームやらん限りはそれほど忙しくもないっつーかむしろ暇なんですが.しかしゲームやるのに忙しいって言うのはなんかただの不幸な気が.私ゲーマーちゃうねん.今後しばらく買うんは控えよまいかっちゅーことを思ったりはするんやけどようかんがえたらその前にモノ買う金なんか無いねんな.買わんでも積んであるのたくさんあるし.せっかく暇なんで次の仕事用にスキルをなんとかせいってことで,せっかくだからプロトタイプでも作るかとか思わなくもないんだが,その前に言語系列の知識が無いなその辺何とかせにゃならぬ,という話になって,しかしそれをやるには金が無い,さらにSDKの方もマニュアル読まにゃならんしマニュアル作らなならんし要するに基礎が全然なってないやん!

 土台が無いのに色々やろうとするでいかんのやねな.しかし土台となる部分まで何かでやろうとするんで,もう少し仕事を見極めないといけまへん.関西人のデフォルトスキルが私にも欲しかった.それ何の話や.ともあれ土台をなんとか積み上げていかないと上のほうには辿り着けないわけで,そんなら土台をしっかり積み上げますか今はそんな時期ですねそうですねそうなんだよという感じなんですが,いやそれが真面目に出来るなら凄いっちゅーか問題ないっちゅーか.やればできるっちゅーのは正しいのかもしれんが仮定の部分ができんからできんのじゃい.ま,そういうことでいえば,好きこそものの上手なれとはよく言った言葉なのかも.

 すんません喉が痛いです.

● Oct. 14, 2001 (Sun.)

 なんだか昨日喉が痛かったのが悪化して頭痛までするようになったようだ.馬鹿馬鹿しいのだがそれもまた私である.というか,その軟弱度はどうよ.そして変なときに寝ると変な夢見たり妙な時間感覚だったりして非常に不思議な感じだ.今日は一体何日なんだろうという疑問,今は何時なんだろうという疑問,夢はどんなだったっけ,私は今どこで何を.

 もう少し書きようってもんがある気がする.なんか正常な思考が出来ていない自信があったりして困る.例えばマインスイーパとかやってても中級に二分くらいかかるとか.指を動かすのがなんとなく億劫だとか,思考が拡散するだとか.寝るときは眠いに限るというすずめつめさんの言は非常に的を得ているような気もする.こんな時,気分は良くないかもしれないが寝るだけは寝られるかもしれない.というか,寝ていたのだっけ...

 どうしようもないところで行き詰まる.人の行動の全てに理由はあるのだろうか.そうではなかったとして,では理由がないということを理由に含めたら全てに理由ができるだろうか.いや,言葉的な矛盾はこの際どうでもいいんだ.例えばここでどうでもいいと考える理由はなんだろうか.そういえばヒトの脳の活動は物理法則に支配されているだろうか.全ての物理現象は唯一の根源的な現象で説明できるだろうか.もしできるのだとしたら,ヒトの脳の活動ですらそれで記述できるのだろうか.だから何だということはないが,所詮そんなもんだと時々思うことがある.

 寝よ.

● Oct. 15, 2001 (Mon.)

 なんか私馬鹿みたいだけど.素直に言っとくね.おかえり早瀬さん

● Oct. 15, 2001 (Mon.) (2)

 風邪は悪化して熱まで出始めた模様.前も言ったが,病弱っちゅーとまたそれはそれなりにドラマみたいで素敵なのかもしれないが私の場合は完全に軟弱なだけですな.大体,別に体が弱いかってーと別にそんなこともないだろうし,持病としては喘息があるが別に体調を崩さない以上は発作に困るってこともないし.むしろ最近喘息の発作なぞ起こしたことあるのかね君,という気はする.いい事だが.まあ,せいぜいタバコは避けたいかな程度.自分で吸うのは論外として,周りで吸ってるのもね.大体ね,あれは副流煙のほうが害が多いんだよとか言ってみたり.まあ,もっとも吸うの止めろとは強く言えないんだけどね.いやほら,なんていうか改めよと言われて改めてない程度には不健康な生活してるし.ちうかそれが軟弱な理由だよ君.

 なんか体調崩すと私って饒舌になるのかなとかちょっと思ったけど,数時間後にそれもしかしたら違うかもと思い始めた.要するに,喉が痛くて喋りにくいものだから,喋ってる量はいつも通りでも余計に疲れるからそう錯覚してるだけだろう.IRCのログが長いような気がしてたんだけど同様の錯覚で説明できそう.もっとも,いつも見てる時間には既に寝ていたという事情から,まとめ読みの長さが長いということで本当に長かったのかもしれないけど.

 ついでにいうとこの錯覚って日記にも言えることかも知れず.自分では随分書いたつもりなのに,実は普段と同じくらいかそれより少なかったりとか.体調悪いときに限って仕事が多いような気がするのも同じ錯覚か? そしてそういう時にした仕事にこそ馬鹿なミスがあるわけで,やっぱ寝れ.

● Oct. 16, 2001 (Tue.)

 風邪は沈静化.明日には大分元気でしょう.ていうか,毎日毎日書き出しの一行で体調書かれても面白くないというのはあるでしょうがその辺はご勘弁.これWeb日記なんである程度は他人に読まれることを想定しているつもりではありますが,一応自分へ向けての記録って面もありますんで.季節の変わり目は決まって体調崩すんだねこの軟弱者め,という感じで.しかし体調悪くしても記録しないときもあるから意味ありませんな.あらら.

 書きたいことがあっても上手く言葉に出来ないもどかしさ.語彙の少なさとかそういうのも含めて.音楽とか絵とか,何らかの表現技術を他に持っていたならそういうのも素敵かななんて思ったりもするけど,実際のところ私にはそういうのはないのだな.少しは使えそうなのが文章だとは思ってるけど,ただ自分が使える表現方法のうちで一番マシという程度しかないのがなんか悔しい.しかしまあ,それでもマシなもん使わなきゃどうしようもない部分もあって,なんだかんだってこんな日記とかゆーて自分の言いたいことつらつらと書き連ねてるわけだ.しかしだから何ってこともないような気はする.ただ少なくとも口頭で何か言い合うよりは,考える時間が出来るので好きではある.

 どうにもあまり頭の回転というのは良くないらしく,口頭で言い合ってるとどうも張り合えてない気がする.言葉遣いが悪いのも災いしてるし.考えて,書いて,読み直して,修正して,また書いて,そういうことが出来るっていうのは多少は私にとって良いことのようだ.もっとも,手書きではただの落書きになることばかりでどうもいけないのだが.つまり,キーボードの方が圧倒的に早いとなると,手書きはもどかしくて仕方がない.修正も辛い.そもそも字が汚いので読み返すのすら辛い.だから文字といっても私が言うにはワープロないしパソコン系統の,入力端末はペンではなくてキーボードの話になる.

 しかしいずれにせよ書きたいことがあっても上手くかけないというのは解消されない.キーボードひとつでそれが解消されるのならそれはまたキーボードとは凄い道具だったと感心もしようがさすがにそこまではいくまい.いや,だからといってキーボードが凄くないというつもりはない.確かにキーボードは凄い道具で,高速に文字入力が可能で,手書きなんかよりもよほど早く楽に思考をまとめることができる,とかいうのは,多分間違ってはいないんじゃないかな,とは思う.

 そうか.キーボード,というか元を辿ればタイプライタって,非常に画期的な道具だったんだ.

● Oct. 17, 2001 (Wed.)

 雨風は嫌いではないのだが.

 今日はLittle Wingの7th moonを買うために大須まで出た.目的の物はずらずらと並んでおりすぐさま手に入った.急ぎ帰る用事もなかったので店内をしばらくぶらぶらしてから店を出たのだが,出口にある傘立てに立てたはずの傘がなかった.似た傘がもうひとつあったから,恐らくその傘の持ち主が取り違えたのだろう.不思議と腹は立たなかったが,ただ虚しかった.別に帰るためにどうしても傘が必要というわけでもない.地下鉄駅の入り口はすぐそこ.そして一旦地下鉄駅構内に入ってしまえば雨に濡れずに帰るのは容易だ.

 ただ,もしかしたら途中で間違えたことに気付いて返しにきてくれるかもしれないと思った.そう少しだけ期待して,すぐ近くの店まで走って,その店を少々ぶらぶらしていた.やまさんお薦めのRainy Blue,廉価版で置いてあるのだがどうしても購入できない.その店に行くたびに手にとって眺めて財布の中身を思い出して消費税を計算し,買える.そこまで思うのにどうしてもレジまで持っていけず棚に戻してしまうのである.何故かよく分からない.既に五度程そんなことをしたような気がする.しかし三度目の正直は聞くが六度目の正直は聞かない.五度あることは六度あるの方がよっぽどありそうに聞こえてしまう.ここまできたら多分買うことはないだろう.それでもまだ気にしている自分がいる.やはり六度目もあるのか.他には使いもしないケーブル類などを眺めて回った.

 傘を取り違えられた店まで戻る.やはり傘はなかった.ところで,他人のサイトに来られた検索語に対して突っ込むのはなんだか非常に妙な気がしますが.歌月十夜 大須.一応今日のDo Whileにはそれなりな数が売られておりました.あと店名は忘れましたが以前月姫売ってたとこなんかでも売っているのではないかと思われますが果て,今日は確認しておりませぬ.あ,もしやお調べになられているのはお値段でございましょうか.確か1800円だったと思うのですがあまり記憶に残っておらずすみませぬ.あと,PLUS DISKやオリジナル月姫も並んでおりました.ついでに青本も見かけました.月姫,人気ですね.同人の同人まであるってんだから凄いです.TYPE-MOONさん,ねこねこと代わりませんか.

 でも結局,バス停から家までの道のりは雨に濡れて帰ることになった.

● Oct. 18, 2001 (Thu.)

 この度Eru氏がホームページを開設なさった模様.おめでとうございますです.え,なに,Eru氏を知らない? それはいけませぬなあ.私のいただきものページへ行きますとですね,Eru氏から頂いたありがたい絵が置いてあるのです.そしてうちの素敵なバナーもEru氏作なのです.感謝感謝大感謝.今のところはまだ出来たてということでしてコンテンツの数は少な...って,いや実はうちのページくらいのコンテンツ量はありますよな.ううむ.いやしかし,今後さらに増えていかれるような感触.ゲームレビューには今後書くであろうゲームタイトルがいくつか並んでおるようです.どうかうちの感想ページのAIRみたいにならんように頑張って下さいまし.あとGalleryページは楽しみにしておりますんで是非素敵な絵を描いて下さいねっ.

 にしても,なんやかんやゆうてうちのサイトも一周年は迎えよったんですな.その割には新規立ち上げページに劣りかねないコンテンツ量はなんだかなあな気分.もっとも,さすがに毎日書いてた日記の量をみてみればそれなりな気はしますけども.一年経ってもまだまだ未熟なままですけども,それでもやっぱり一年分の経験はあるとなんとなく自負してたりはするのでなかなか私もどうしようもない奴やの.

 ま,私のことはともあれ素敵なサイト作り,頑張って下さいまし.私も悪い見本くらいにはなれまっせ(ぉぃぉぃ).

● Oct. 19, 2001 (Fri.)

 寒いっての.最近めっきり寒くなっちまって,まあ勘弁してほしいというか暑いよりはマシと信じようか.少なくとも夏よりか私は冬の方が好きなんだけどね.春よりは秋,とか.最近の冬は冷えるには冷えるんだが雪は滅多に降らないんであまり面白くない.もっとも降ってくれても困るという話は当然あるのだが.ただなんていうか,雪も降るなら降るである程度降るなら準備もしようが,そうでないのに突然降るんで困るという話もある.

 ところでゆきと打って変換すると何故か雪希と変換されるのだがこれはみずいろのキャラクターか.しかし私はここ一週間ほどゲームに手をつけていない.なんだかんだって忙しかったわけでもなかろうが,風邪気味だったんで体力も気力もなかったのだ.というわけでやはり雪希シナリオはほぼ前半どまりなわけだが,しかしこれ,参ったことに妹じゃない.この雪希というキャラ設定上はしっかり義理の妹だということになっているらしいのだがゲーム中見てるとどうにも仲の良い男女という感じがする.前半どまりなのでよく分からないのだが,日和がいい具合に間に入ってくるので,主人公はどうも雪希をできのいい妹だとして扱っている雰囲気が多少認められないこともないが,なにせ雪希が主人公を見る目が兄ではなく恋人のそれなので非常に妙な感じがするのだ.

 が,いずれにせよこれは雪希シナリオなので最後はお互いにそういう関係になることが既に提示されているわけで,それを非難するわけにもいかない.そしてどうしてどのギャルゲの主人公もそんなにモテモテですかという疑問を取り除く為に導入された過去パートがそれを導いているわけだが,逆に言えば結論は決まっているので楽しむのは過程だけだ.で,それもオフィシャルはそういうものを作るのだと宣言しているのであるから,まさに宣言通りに作ったという点で評価するなら評価できる作品に違いない.看板に偽りのあるゲームも多少見かけた気がするが,これはそういうことなしに良くも悪くも看板どおりということか.

 関係ないが,最近の消費的行動が嫌.

● Oct. 20, 2001 (Sat.)

 何故だか休日になると体調を崩すらしい.というか,先週もそうだったからといって決まって休日には体調を崩すというような表現の仕方は正しくないような気がする.ついでにいうと回線の調子も悪い.平均すると電話回線並の速度しか出ず一体何のためのCATVなのかよく分からない.しかも平均するとそんなもんだというだけで,断続的に数十KBの速度が出るので実際電話回線よりも使いにくい.どっかでデータ詰まってるんじゃないか.勘弁して欲しい.

 とかぶつぶつ言っていたらついにはどこもかしこもタイムアウトするようになった.メールの確認すら出来ない.ということは,今この日記書いたところでアップロードできない.書くの止めて寝ようかなもう.こういうときの代替手段が必要だととりあえず思った.結構そういうこと多いもん.従量制でもいいから適当に回線一本確保しておかないとやってられるかという感じだ.が,実際従量制で副回線を確保するとなると実は結構な出費になりそうだ.こういうことかなりあるからな.

 いいやもう.とりあえず寝てしまえ.

● Oct. 21, 2001 (Sun.)

 せっかくなので,とりあえず得尊さんがいらっしゃるであろう(とその場で決めた)方向に向かってひとしきり御礼をしてからKanoso開始.花をアタマに生やした金髪少女のシナリオで一時中断.システムのバージョンが古いのか時々ロードができなくなったりとかして非常に困り気味ではあったがとりあえずプレイできてるので良しとする.にしても,実は私これの元ネタはKanonくらいしか知らないのだが,それでも幾つかはなんとなく分かる模様.Kanonだけ知らないよりマシだと信じてプレイ.げらげら笑えるという意味ではないが非常に面白い.多少やりすぎな気がしなくもないが,同人世界はまあこんなものか.なんとも素敵な作品だ.マルチバッドなところがプレイに便利ではある.ただし攻略使用.

 なんていうか,これでようやくKanosoが元ネタになっている話が分かり始めた.なるほどそういうことだったのか.それにしてもなんでこの人は頭に植物を生やしているのでしょう.エンディングまで見ないとわかんないって事なのかも.というかエンディングまで見てもわかんない気がする.だけど色々ありましてゲームプレイに割ける時間が非常に少ない.モチベーションの問題も含めて.Kanoso,体験版やる限りではマルチバッドのお蔭でバッドエンド全部読んでもそれほど時間かからなかったし,原作に比べてかなり話が飛び飛びだったのでそれなりに早く終わるだろうかと甘く見ていたが,実は今の体調/精神状態だと結構長いことに気付く.多分今原作をプレイしようとしたら一ヶ月くらいかかるに違いない.なんとも困ったゲーム地獄である.あまりにも馬鹿馬鹿しい.

 ともあれ,得尊さんには大感謝.

● Oct. 22, 2001 (Mon.)

 それは多分あれです.本体のイジェクトボタンだとういーんとかって出てくるまで待たなきゃならないですが,リモコンでやるとういーんとかって出てくる間に近づくことが出来るので少しだけ時間の節約になるんだと思います.

 ...うちのビデオデッキのリモコンにはそんな便利なボタンは付いてませんけど.

● Oct. 23, 2001 (Tue.)

_実は鳥さんって二足歩行なんだなとかちょっと思った.いや,実際二足歩行っていう言葉が示す意味では鳥のあれは含まれないのかもしれない.二足なのは確かに二足だが,歩いてるって言うより飛び跳ねてる感じだから.でも二本の足で地面に静止できるのは事実だ.平面を決定するためには三点が必要だから,二本の足ではどうしてもそれ以外にバランスを取るということが必要になるはずなのだ.鳥さん,密かにバランス取りしてたのか.って,私何に感心してるんだろう.

_暗闇の雨.電灯の下が照らされてそこだけ雨が降っているように見えるのがなかながリアルな演出で素敵だと思った.電灯の淵に沿って水が流れて,大粒になって落ちる様まで見事に再現されてる.雨は同じパターンの繰り返しではなくて全て不規則だ.しかし問題はそのとき見てたそれは別に何らかの映像だとかそういうものではなく,自分の目で見てたものだってことで,それならそれが現実なのだからそれに対して再現云々というのは実際変な話だということである.いや眼鏡は通して見てたので眼鏡のレンズに関して云々言うならそれもそうかもしれないのだが.それにしてもまた私も妙なところに感心するもんである.

_ついでにKanosoのアタマに花生やした女の子終了.どーして頭に花が生えてるのかエンディング見てもわかんないかもとかぼやいていたらすぐその後にちゃんと設定があるということが分かった.これは失礼をした.ただのネタだと思ったのだ.ていうかこれギャグ系なのはギャグ系なんだけど時々普通にいい話だもんで少々反応に困る.が,そこがまたいいとこだ.ところで,一つエンディングみてタイトルに戻ると全員のエンディングが見れそうな感じで選択肢が現れるんだが,これはどういうシステムなのだろう.まだ見てないエンディングはちゃんと見れないようになってるんだろうか.疑問に思いつつも見れちゃったら怖いのでやめとく.

● Oct. 24, 2001 (Wed.)

_あまり時間もないのに大須回る.ていうかつい前日も出かけた気がするのだが,まあ気にしない.買い物はメモリチップ.チップっていう呼び名がなんとなく好き.ポテトチップスも好きだがそういう語感とは違う.PC-133 256MB CL=2を二枚.メモリチップって一枚二枚って数えていいのかな.一本二本って数えてもいい気がしなくもないけど.ただ,こういう比較的新しいものに対しては,数え方もそれぞれ趣きがあってもいいと思う.ウサギは一羽二羽と数えるという伝統というかなんというかがあるらしいしそういうものだというのに文句は無いが,文脈や場面によって数え方を変えるというのも良いんじゃないかとは思うのだ.

_あとは,水夏のビジュアルファンブックとかみずいろのビジュアルファンブックとか見つけて危うく買いそうになってかなり怖い.怖すぎ.しかしさすがにRainy Blueより高いという事実が目の前にある以上は買えない.買えないのだ.とか言いながらやっぱりRainy Blueも買えない.買ったってプレイできないもの.無意味なゲーム地獄は無意味なだけに意味が無い.

_で,そのメモリチップは栞にプレゼント.容量に変化は無いが,CL=3からCL=2になった.理論上は転送速度が速くなるはずだが,まあ,メモリチップも安くなったしということで気休め程度にという話である.とりあえず,体感速度で分かるほど早くなるなんてことはさすがに無いようだ.が,一応ベンチマークを取ってみると多少は早くなっているらしい.数値で出てくるのはいいがそれがどの程度なのか実感がわかないのは問題だが,まあメモリ転送がボトルネックになっていたような処理は多分早くなっていることだろう.目に見えて早くなるようなアプリケーションは無いだろうが,それでもまあ,気の持ちようである.大して断片化していないハードディスクにデフラグかけてやたら早くなったように錯覚するあれだ.実際に早くなっていなくても早くなったと思い込めれば幸せだと思う.というわけで幸せ.

_栞が持っていた256MBのメモリチップ二枚は,一枚が佳乃にプレゼントされ,もう一枚が茜にプレゼント,さらに,佳乃のお古も茜にプレゼントされる予定.結局,メモリチップが四本刺さる茜にお古が回りがちなのである.しかし,それでもこれで佳乃は32MB+256MB=288MBで,茜は128MB+128MB+256MB+256MB=768MBであるから,茜のほうが存分に贅沢である.というか,そんなに積んで何に使うんだろう.そもそも一番使用頻度が高いのは栞なのに茜がそんなに積んでてどうするんだ.そもそもM/Bはそれだけ認識できるのか.しかしまあ,認識しなかったらしなかったで積めるだけ積んで余りは誰かにあげてしまおう.

_とか思っていたら,何故か佳乃は160MBしか認識しないことが発覚した.改装の時に静電気あたりで半分吹っ飛ばした可能性もなきにしもあらずだが,まずそれはあるまい.ということは256MBチップを刺しておくのはきっぱり無駄であるから,栞のお古は全部茜に回ることに.とすると茜は128MB+256MB+256MB+256MB=896MBだろうか.なんか512MBくらいでM/Bの認識が止まる気がしてきた.そうなれば128MBと256MBチップが一枚ずつ余ることになるか.まあ,いいか.そうだとしても,所詮はそんなもんだってことである.

● Oct. 25, 2001 (Thu.)

_別に買ったとかそういうわけではないが,月陽炎.なんだかIRCでのやまさんの布教が結構響いているようだ.いや,別に直接私に向けられた布教というわけでもないのだが,それにしても彼の布教はどうも抗いがたいのである.Rainy Blueの時もそうだった.良さを語って煽るだけだが,それが妙に気になるように仕向けられているような感じなのである.もっとも,やってる本人が意識しているかどうかは分からないのだが.もしかしたら彼を広報担当にして宣伝活動させたら快調に売れるんじゃないかとか思わなくもないが,多分そういうことではなくて,相手のつぼをつく手段を心得ているのだろう.KISAさんなど何度となくこれにハメられているに違いない.

_しかし結局Rainy Blueを買っていないのも事実ではある.単に私は何であれ自分で決めないと気が済まないというだけではあるのだろうが.他人にどれだけ薦められようが,自分で良いなと思わない限りは買えないし買わない.逆にいえば他人がなんと言おうと買うときは買うということでもある.ただ,それでも薦められれば良いのだろうなと思うわけで,それで決めることも少なくはあるまい.そしてRainy Blueも,かなり良さそうだとは思っているのだ.それでもRainy Blueをいつまでたっても買えないのは多分,タイミングを逸したこと,何度か買おうとして失敗していること,買ってもプレイできないだろうということ,まあそれぞれかなり重なる部分があるのだが,そういった部分が強いのだろう.ここまでくれば買わずに済むかと思う反面,やまさんの薦めはいつか買ってるに違いないと思わせる不思議な実力があるのも事実である.

_絶対ハメられていると思いつつもオフィシャルページを見に行ってしまう.絵,良し.声.サンプルが聞けるが,これだけではよく分からない.こんなもんかという感想ではある.そして歌.

 ......

_あー.今ならまだタイミング間に合うよなあ.あんまり見かけなかったけどまだ売ってるかなあ.でも私巫女さん属性はないんだけどなあ.無意味なゲーム地獄は無意味なだけに意味無いからもう嫌だよう.勘弁してくれよう.ていうかその前にBSFどうしたんだよう.いや,あれもう初回版売ってないっけ.なら買わなくて済むか.しかしなあ.ううう.

● Oct. 26, 2001 (Fri.)

_ところで,先日の夕食は飯屋で食べた.親がいなかったので私は妹二人連れだったが,さすがにぱっと見て歳が離れていると分かる女を二人連れていれば彼女と間違われることはあるまい.上一人だと勘違いされそうで怖いが.それはともあれ,何故飯屋の話が出たかといえば別にそんなことを言いたかったわけではないのだ.驚くべきことはその店員さんなのである.

_その店のウェイトレスの一人.うら若き女性でそれなりに可愛かった,とか言ってみるとここ読んでる人の大半は妙な方向へ話を持っていきそうだが別にそういうわけではない.が,困ったことに,その顔どこかで見たことがあるのだ.記憶の隅に引っかかる.そうだ,あれは,もしや中学の時に同じクラスになった娘ではないのか?

_しかし,私の極悪な視力も手伝って判別がつかない.横顔が物凄く記憶と一致するのだが,正面を向かれるともしかしたら違うかもしれないと思うのである.胸にネームプレートをつけているようだったが残念ながら遠目で判別できない.相手も仕事中で呼び止めるわけにもいかないし,オーダーは別の店員さんだった.どうか料理を運んできてくれるのは彼女であってはくれまいか.

_そんなことを思っていたら,見事に料理を運んできてくれた.すらすらと料理名を告げて目の前に置いていく.顔は,確かに記憶と一致する.間違いない.多分間違いない.中学校三年間のうちどこかで同じクラスになっているはずだ.そして,そうだ.ネームプレートの名前も記憶と一致する!

_これはなんと驚いたことか.むこうは私のことを判別できただろうか? 私の珍しい名前はどうやらかなり覚えられやすいらしく,幾度となく相手はこっちの名前を知っているのに,こっちは相手の名前を知らないということがあった.これからもあるだろう.多分,彼女の名前を覚えたのもそれが原因ではなかろうか.だとすれば,もしかしたら覚えているかもしれない.偶然にも相手のフルネームは覚えている.ネームプレートにない下の名前で呼んでみたら,驚かれるだろうか.

_が,止めた.意味がないし,それにそもそも相手が覚えているかどうかなどわかったもんじゃない.多分,学校行事のときに仕事関係での話をしたくらいで,それ以上に何かあったわけではない.つまり,これが実は初恋の相手でした,とかいうなればどきどきのイベントなのだが,実際はそうではないのである.名前と顔が一致するクラスメイトというだけなのだ.そして今思えば,驚かれるだろうかなどという理由で下の名前で呼んだら,たとえ相手が覚えていてくれたとしてもあまりにも不自然である.止めておいてよかった.

_彼女の顔を近くで見られた機会はその後二回,もう一度料理を運んできてくれた時と,会計の時だったが,結局いずれも声をかけるなんてことはしなかった.所詮つい先日見たばかりなのに,今もう既に顔が思い出せない程度でしかなかったのだから.だが,そうやって思いがけない場所で知った人に出会うというのもまた貴重な体験であった気がする.なるほど,でもこれからも何度か,あるのかもしれない.色々いじめてくれた奴とか.そういう奴らの下っ端のように私に絡んできた奴とか.そんな奴らでも,今会えばそれなりに面白い話ができるのかもしれないな,なんて思ったりもする.

_そう.中学時代,いつのまにかそれは昔の話になってしまっているのだ.

● Oct. 27, 2001 (Sat.)

_うお...うおおおお...うぐうっ...! そ...それはダメだッ! ダメだッ...!!

_きゃーーーーっ!!

_Wayneさん,久しぶりに発狂中.

_前に叫んだのはキミエンの時ですかね.君望じゃないですよ,キミエンです.いやそれはともあれ,月陽炎,素敵です.今んとこは.今後もしかして展開によっては好きになれないかもしれない恐怖はあるけれども,今は冷静に見られないほどにはつぼにハマった作品の模様.好きでないのであまり使ってなかったが,これを萌えと呼ぶなら呼んでみせよう.というくらいには発狂中.ついでにマニュアルのアイテム萌え.それどうよ.しかし,私のRPG初体験と言われればPhantasy Star IIIだったわけであるからにして,マニュアルのアイテム紹介としてはああいう形式は懐かしさも手伝って好きで仕方ないのだ.もっとも,PSはIIの頃がアイテム紹介とか素敵だったんだけどね.マニュアル.

_私ってば結構面食いのようなので,絵が気に入らない以上は購入は控えましょうな感じなのだが,こういう優しい感じの絵はなんとも素敵だ.時々妙な絵もあるけど,君望のどぎつさに比べればなんぼもマシ.そしてその絵のタッチで柚鈴@寝間着は反則だ.リーを見てりゃ分かりそうなもんだけど銀髪よ,銀髪.絵的に銀髪は多少見かけるが中身から銀髪なのは久しぶりな気がする.ちなみに,私の書く小説もどきには必ず一人以上の銀髪キャラが登場しているらしい.最初の二作以外は.ディスティニー,シェリル,シルヴィア,リー.ついでに後ろ三名は中身からの銀髪設定だけど今だ真面目に描かれたことはない.ダメじゃん.もっとも,シェリルとシルヴィアで失敗気味だから,リーで三度目の正直と思っている部分はあったりもする.

_わかった.水夏四章が少々不具合気味だったのは,多分銀髪赤目の外見に中身がついてきてなかったのも理由の一つだ.などと今更思ってみる.意味はない.

● Oct. 28, 2001 (Sun.)

_そうやって思うことは時々にしてあります.ふむ,いや.同じとは分かりませんが,例えば私の場合だとつらつらと書き連ねた文をばさっと消してしまったり.書きたいことはあっても書けなかったり.そういうこと往々にしてあるようで,ただ,だからといって書いてしまっていいのかどうかも疑問なところは問題ではあります.

_しかし,個人的に思うこととすれば,更新ペースを落とされるのは寂しい気がするかな,という思いはあります.ただでさえしのぶさんやサンフェイスさんが休止中で寂しいのに,その上早瀬さんまでなんて.もちろんそんなことするなとか私ごとき言った所でそれに意味はないわけですが.しかしこういう文字文化,言わなきゃ伝わらないというなら言いましょう.そんなことをされては寂しいですと.

_でももしかしたらそういう思いはいつまでたっても消えないのかもしれません.何年も何十年もこうやって日記を書き連ねたとしても,そういう思いは消えないのかもしれないと思うのです.もちろん,たった一年しかこういうことをしてきていない私にとってはそんなことは分かるはずもないのですが,しかし少しずつそういう気持ちに慣れていくと共に,そういう気持ちが蓄積されていくような気がしてならないのです.慣れると共に蓄積されて量が増えて,ある時間で切り取ってみればどちらかが強いのかもしれないけれど,大局的に見たらバランスが取れてしまっていつまでたっても変わらないのではないかとか.そしてバランスとは往々にして崩れるもので.時々バランスを崩して毒を吐いてみたり.時々バランスを崩して更新停止してしまったり.

_結局のところ本人の問題でしかなくて,他人がとやかく言うことではないのかもしれません.少なくとも私は,顔が見えない恐怖があります.こんな文,一体誰が毎日にも楽しみにしてくれているのだろうと思います.楽しみにしていると面と向かって言われても,しばらくしたらすぐに自信をなくします.でもだからといって定期的に言ってもらうのも馬鹿馬鹿しい.情けなくもなるかもしれないし,鬱陶しくもなるかもしれないし,プレッシャーにもなるかもしれない.そしてそれに伴う言っていいのかどうかの不安.言わなければ伝わらないという焦燥.

_文字文化ならずとも人間関係全てにいえることな気は,してきました.

● Oct. 29, 2001 (Mon.)

_で,やっぱり書いちゃいけなかったかなとか思ったりもするのだ.

_さて話は全然関係ないが,今日ちょっとばかり窓ぺけぽんを店頭で触ってきた.

 重い.

_とりあえず店頭展示品であるから当然ながらうちの栞なんかよりはスペックは遥かにいいはずだが,しかしそれでもスタートメニューの反応がもたつく.もっともプレインストールのアプリケーションが多すぎて検索に時間がかかるなどといえばその通りなのかもしれないが,しかし少なくしたところで快適になるかどうかというのは実際非常に疑問である.一部の情報によるとデスクトップ設定をクラシックにするとそれなりに快適になるとの話だったが実質変化はないように思われた.さらに,メニューが表示された状態でデスクトップの何もない場所をクリックしてもメニューが消えない.タスクバーを隠すオプションを変更してからOKボタンを押すと固まる.最悪だ.さすがにNTカーネルなだけあって,Alt+Ctrl+Delで復帰できたから展示品を固まりっぱなしにするようなことにはならなかったが,試した数台のどのマシンでも固まるということははっきりバグと言うのではないか.いくら復帰できようがそもそもそこで固まるほど情けないのでは他が信用できるとはとてもではないが思えない.

_ところで,デスクトップ設定を切り替えるときにいちいち画面がフェードするのはどうか.アイコンがでかくなったのも馬鹿馬鹿しいが,こちらはまあ恐らくカスタマイズできるであろうから問題は無いだろう.もっともそのカスタマイズ項目は見当たらなかったが.配色が気に入らないのはさすがにいくらでもカスタマイズできるので,とりあえず文句は言わない.それにUIはどうせ慣れでしかないのでそれほど問題ではないだろう.

_今栞で使っているのはプレインストールで入っていたMeであるが,今のところこれで安定している以上はXPに乗り換える価値は無いように思う.NTカーネルである程度安定性があがるという部分は確かに信用できそうではあるが,しかし値段に対してそれだけの価値があるとは到底思えないのである.少なくとも発売日近くで買って人柱になる意味は全くない.半年くらいしてある程度情報が入ってきて,普及もして,仕方ないかというあたりになれば考えなくもない.確かにNTカーネルの安定性が魅力的なのはわかっているからだ.が,しかし値段が値段である.もっとも,私はこれでも一応アプリケーションの開発をするわけで,XPが普及してしまったらその対応を謳うために必要であることは否めない.メインで使うかどうかはともかくだ.

_Microsoftは確かに賢い.その手段がどれだけあくどかろうが気に食わなかろうが,販売戦略にはめられている以上は認めざるを得ない.どれだけ文句や恨み言を言おうが,相手が法の網に引っかかっていない以上は意味を成さないのもまた確かなのである.シェアを得られるチャンスを逃さず一気に奪い,足元をみて売りつける.それができるもまた実力ではあるということだ.そしてそれにより敵を作っていることも彼はわかっているようにみえるのである.

● Oct. 30, 2001 (Tue.)

_また馬鹿なことをやらかす.でも,そうだ.一度飛び込んでしまったら,あとはなるようにしかならない.

● Oct. 31, 2001 (Wed.)

_昨日はまた無謀なことをやっていてタイミングを逃す.しかしこっちの方が重要だ.ところで,飛び込んだ先はどこかで見たような場所だった.存外,世界とは似ているのかもしれない.フラクタル画像のように? 拡大するとまた同じものが現れる? いや,そうじゃない.違う場所を見たときに,だ...フラクタル画像ってどんなのだったっけ? そうだ,あれは場所を変えても似た画像があったはずだ.ならば...いや.なんでもない.ああ,あまりよく分かってもいないのに変な言葉使うんじゃないよ私め!

_タイミングを逃したのはこれか.元歌を知らないのが非常に残念ですが,歌詞読んでて感動のあまり泣けてきました.凄い.というか,これ得尊さんが歌ったら切実感溢れ過ぎて聞いてる方が困ってしまいそう.時代は変わるだなんていう注釈がそれとは別に笑いを誘うのがまったく素敵.え,伊達にONE卒大将をやってるわけではないですって? いやはや,こりゃ失礼しました.

_ところでこのあたりの方に月陽炎(すたじおみりす)はどうでしょう.どこぞの話ですと,戦闘力がMax79 Min69 Ave73.6であることに魅力を感じた人は、プレイしても損は無いと思います。とかナントカ.え,お前は終わったのかって? いや実は終わってないんですが.ていうよか進んでないんですが.いや色々ありましたもんで...KISAさんに追い抜かれたりしらたそれはそれでそんなこともあるかもしれない.

_それにしても...柚鈴印の芋かりんとうって...それはどうよ.爆笑.


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