雪が降っていた。
思い出の中を、真っ白い結晶が埋め尽くしていた。
数年ぶりに訪れた白く霞む街で、
今も降り続ける雪の中で、
俺はひとりの少女と出会った。
Kanon
~カノン~
(c) Key
...って.オープニングを再現しておきながら物語は始まりません(爆).これから私の戯言が始まるだけです(汗).あ,上の文,Last regretsの該当場所をBGMにして読んで欲しいな(笑).
それにしても,MLN氏に「使いまわしはいかんだろ」と言われてしまったので,今回はONEの時のように使いまわしをする事はできないのでした.ただ,同じ人間が書いているので,例えばkojimaさんのところに送ったものなどと内容がかぶるのは勘弁して下さい.まあ,書いている時が違うので,もしかしたら全然違う事書いているかもしれませんけど...
あ,それから,「娘」は「こ」と読んで下さいね.
と言うわけでKanonです.実はこのゲーム,私のがはじめてプレイしたギャルゲー(ただしYsをギャルゲーでないと定義するなら)なんですね.実際ONEの噂を巷で聞いていて,どんなゲームなのかやってみたいとひどく思っていた時でした.小説まで買って,さあ,でも原作がどこにもないぞなんでだ!? とゆーときに見つけたのがこちら.ONEの次回作のようなものだと聞いていた私が,問答無用で飛びついたのは言うまでもありません.それにしても地元の電気(器?)屋さんよ.全年齢対象版って書いてあるのに(18)棚に置くなよな.買いにくかったじゃないか(汗).
ONEをやり終えた今,最強とは言えなくなってしまったKanon.でも,私は大好きですこれ.口癖がうつってたりことあるごとに話題に出したり金がないのにビジュアルファンブック買ったりするくらい大好きです.
少なくとも,ONEよりは全体的な質が上がっていると思いました.CGも音楽も演出も物語も全て.確かに後発ですから当たり前と言えば当たり前なんでしょうけど.この全体的な質の上昇でかなり私的評価は高いです.
それなのになぜONEより評価が低いのか? それは...設定です.いえ,別に製作者が悪いということもないと思います.客観的に評価すれば,むしろKanonの方に軍配が上がる事でしょう.質は間違いなく上がっていると思います.ただ,私個人の主観で,ONEの方が良かった.設定が.足りない設定があったのです.何かが足りなかったのです.それは――「永遠の世界」.完全に「永遠の世界」に酔ってしまっている私には,少し酔いが浅かった気がするのです.
ONEの時は,「永遠の世界」という,主人公にいわくのあるお話でしたが,それがゆえに,ヒロインが変わっても話の内容が予想できてしまった.製作側はそれを考慮して,Kanonではヒロインにいわくをつけた.その為,各ヒロインに対して全て異なる話を楽しむ事ができるようになった.質の上昇であると言えるでしょう.しかし,私個人に関してだけいえば,言ってしまえば逆効果であった.そういうことだと思うのです.
まあ,そういうわけで.これはヒロインによって全くお話が違うので,ここからは各ヒロインごとに書くことにしましょう.
「春がきて…ずっと春だったらいいのに」
沢渡 真琴
私,この娘嫌いです.大っ嫌いです.あまのじゃくで言う事聞かないわ,悪戯ひどいわ,猫捨てるわ.まったくどうしようもない.大っ嫌いですよ.しかもべたべた甘えてくるし! あー,なんか泣けてきた.
...って.どうして私は素直に
真琴,好きだーッ!!
って言えないんでしょうね...<今言った.
多分私この娘大好きだと思うんですよ.なんかね.でも,好きだっていってもしょうがないんじゃないかなって.この娘に好きだって言う必要,ないと思うんです.多分,多分ですけど.毎日毎日大っ嫌いとか,二度と会わないとか言って,それでもお互い,好きなんじゃないかなあ.祐一も真琴も,もしあの後本当に一緒に住んだりしたら,毎日毎日大っ嫌いとか言い合ってるんじゃないかなって,思うんですよ.きっと.私はそんな真琴が好き.
こういうゲームって,結局,自分が素の状態でプレイして攻略するキャラが一番好きなんじゃないでしょうか.私はこの娘をはじめに攻略しました.捨てて置けなかったんです.嫌いだとか,顔も見たくないとか言いながら,それでも祐一と離れない真琴.いつまでたっても復讐は悪戯の域を出ない真琴.放っておけなかったんですよ.ホントに...だから,私はこの娘を嫌いだと何度も言いながら,好きなのです.
シナリオに関しては,別に私が何か言うほどのことでもないですよね.世間一般で言われている通りだと私も思います.あの展開.あの寂しさ.やるせなさ...最大級を誇る麻枝シナリオ! とりあえずシナリオに関して言いたい事はこれだけ(笑).やった人なら分かってもらえるはず.まだやってないなら――とりあえずやってからこの感想読みましょうね;;
...あ,そうだ.忘れてた.
真琴エンドの解釈ですが,私は――真琴は帰ってこなかった,というほうを選びます.なにしろ最初に攻略したキャラで奇跡の価値もわかっていませんでしたし,文脈上,もし,奇跡が起こせるなら――,真琴に帰ってきて欲しい.と,そう解釈したからです.ただし,あゆをやって奇跡を知ってからも,いまだ解釈は変わっていませんが...
ただ,もちろんここの解釈は人それぞれですよね.もしかしたら,これは製作者の巧妙なテクニックなのかもしれません.ディズニーのように(これは栞のところを読んで下さい),どちらか片方を選ばせるのではなく,あいまいにして両方にとれるようにした――
どちらでも好きなほうを取ればよい.プレイヤーの自由ってことなんでしょう,これは.どちらか片方にしてしまうと――例えば真琴は実際に奇跡で帰ってきたのだと,はっきり書いてしまうと,私みたいな人がちょっと不満がるかもしれませんから.もしかしたら,製作者側でも特に決めてないんじゃないかと疑っているんですけどね.
「わたしの名前、まだ覚えてる?」
水瀬 名雪
ねこーねこーねこー.もちろんこの娘も好きですよ.まあ,ホントに,とろんとした表情には完全にやられモード(笑).無類の猫好きにして猫アレルギー.不憫ですねえ.多分猫アレルギーの人間が猫好きになったんじゃなくて,猫好きの人間がたまたま猫アレルギーだったんでしょう.と言うか,猫アレルギーと言うよりは,動物の毛アレルギーで,犬とか他の動物でもアレルギー反応は起こすけど,単にに彼女が猫好きだったから猫ぐらいでしか発覚しなかったってだけじゃないんでしょうか.って,そんな事はどうでもいいような気がするんですけど;;
ちびなゆに関しては,個人的な趣味であの三つ編みが気に入りません.なんだか堅そうです.秋子さんくらいやわらかそうな三つ編みだったら文句はなかったんですけど,とりあえず名雪はおろしているほうが好きです.少なくとも私は.
長い髪は,基本的に好きですね.真琴も長いですけど.そういえば真琴の場合には,ビジュアルファンブックの最終ページに 腰まである長い髪がもつれないというのは、それだけで脱帽ものです。
なんていう記述が...って,どうして私はこういう事を真琴の欄に書いておかなかったんでしょう.それは,単に書けるような文の勢いじゃなかったからです.と言うか,忘れてただけです.いや,各キャラで文の長さを調整するという意味もあったりします.なんだそりゃ.
シナリオに関しては...うーん.とりあえず第一印象は凄かったですね.
「ぬをっ!? ひっくり返し大攻撃かッ!?」
って.いやいや,秋子さんの事故のことを言っているんですよ.なんか本気で幸せに終わりそうな勢いだったのに,秋子さん使って思いっきりお話をひっくり返す実力には驚きです.凄いと思いましたね.ただ――
ただ,今考えると,もう少し秋子さんの「もうダメかもしれない」という感じを出して欲しかったこと,それから他にはないテストイベントが挿入されていたこと,この2点に不満があるかな,と.
まあとりあえず,幸せな恋愛物語で良かったとは思います.
「起きないから、奇跡って言うんですよ」
美坂 栞
えー,しょっぱなから失礼...
栞,好きだ――!
はい,ありがとうございました.
というわけでやっぱり私はこの娘が好きなのです.病弱云々以前のお話で,好きなのですこの娘が.真琴に対する「好き」が「愛」なのだとしたら,この娘に対する「好き」は,いわゆる「恋」という奴ですね.って何言ってるんだ私(汗).でもまさにそんな感じがします.
...ところで,この文は各キャラの話は攻略順に書いてきたつもりなんですけど,名雪と栞,どっちが先だったかちょっと怪しいです.確か栞の攻略は2度ほど失敗しているので,多分あってると思いますけど.
それにしても,やっぱり私はこういうキャラクター,好きなんですね.ストールも私のつぼにはまりすぎ.まあ,病弱に関しても無関係かどうかはちょっと不明ですけど.でも実際,この娘病弱なんですか? 単に不治の病にかかってしまったってだけじゃ無くて? ...いや病弱って言っていたような気はしますけど.
ところで私,この娘を遊園地に連れて行ってみたいです.一度kojimaさんに送ったジェットコースターネタですけど,例えば栞と乗った後に,
栞「ふう.ちょっとどきどきしました」
……ちょっと?
とかいうのもアリかな,とか思ったりしちゃうわけです.栞だったらマジで言いそう...
シナリオに関しては,どちらかと言うとバッドエンドの方が好きです.私結構日本人の好みですか?
確か,「日本人は悲劇が好きな傾向がある」みたいな話があったような.ディズニーかどこかが,映画の最後を2種類,ハッピーエンドか,主人公が死んでしまうエンドかの2種類を作って各国投票を取ったら,アメリカやヨーロッパ各国はハッピーを選んだけど,日本は主人公が死んでしまうほうを選んだとか.また別の国が死んでしまうほうを取ったとか取らないとか言うのは全然記憶が定かではないですけど...
いずれにせよ,こういったバッドエンドを用意したのは,やっぱり製作者側の見事なテクニックなのかもしれません.真琴のところでも言いましたけど,ディズニーのようにどちらかを選ばせるのではなく――です.いや,栞の場合はプレイ中に選ぶ事になるわけですが.それに,一応製作者側でどちらが正式か決めてあるので真琴エンドほど自由度は無いですが――
「…私は魔物を討つ者だから」
川澄 舞 with 倉田 佐祐理
佐祐理さん,私のお嫁さんになってください~っ!
...ってをい.
ONEのときに「七瀬の評価が低すぎる」とのお叱りを受けたにもかかわらず私はここでまた同じことをしようとしているのです.でもいいの.これはSentimentだから.
sentiment : formal [C,U] an opinion or feeling you have about something. --From Dictionary of Contemporary English LONGMAN
...という言い訳をしておいた上で.(と言うか,この内容が本当にSentimentの定義に即するものかどうかはおいといて)
私は舞より佐祐理さんのほうが好きですよはい.なんでなんでしょうね.私茜さんは好きなのに,舞はちょっと,という感じがまだ抜けてません.もしかしてやっぱりプレイ時の精神状態が悪かったんでしょうか? うーん.それにしても,佐祐理さんのペルソナ欲しいですなあ.って,あれ? 何の話でしたっけ.
...そうそう.舞の話でした.舞は...うーん.私はやっぱり茜さんでございます.舞,無愛想すぎるもの.って,そこがいいっておっしゃる方もたくさんいらっしゃいますけどね.でも,ちょっと度が過ぎたかなあ,と思ってます私は.さすがに,あの三人組から舞が抜けても別に構わない,とまでは言いませんけど――いや.私が言っても佐祐理さんが許してくれないでしょうきっと(爆).
シナリオは,前半ギャグ,でしたね.いやあ,面白かったです.かなり笑ってましたよ私は.特に弁当回しは夜中だったにもかかわらず含み笑い.うわ.私ただの怪しい人じゃん;; 爆笑しなかっただけ近所迷惑じゃ無くて良かったんじゃないかとは思いますけど...
しかーしっ! 舞のシナリオの真髄は魔物の正体が分かってひっくり返ったところからっ! あの感動のお話を忘れてはいけません.なんて純粋なんでしょう.舞は.なんていい娘なんでしょう.舞は.良すぎます.いや良すぎるのは佐祐理さんも同じですけど.
というわけで,別に私は舞のシナリオが嫌いなわけでも,もちろん舞が嫌いなわけでもないです.ただ――舞シナリオをプレイしていたのがかなり寝ぼけながらだったので,初回プレイのときの印象が薄いってだけで(汗).
「…約束、だよ」
月宮 あゆ
ちびあゆ,可愛いにゃ~...はっっ!
こういう事言ってるとやっぱりマズいんですよね(汗).でも,それなりに好きですよ.ちびあゆ.可愛らしいじゃないですか.って,私単に髪が長いほうが好きだってだけでしょうか.ただ,どちらかと言うと,ちびあゆははじめて会ったときの印象がかなり強いです.まさか私,ああやって甘えられると弱いのか!?
まあ,そんな事はおいておくとして.あゆ自身はそれほど嫌いでもないです.なかなか子供っぽい感じですが.少なくとも,一番ころころと表情を変えるキャラクターじゃないでしょうか.ただ,ちょっと栞や真琴に及ばなかった,と言うか...あと,私自身がたいやきがあまり好きでなかったのも,あゆシナリオをプレイする上でかなり障害になってました.あんこはダメなんですよ...砂糖は全然大丈夫なんですけど.コーヒーもばたばた砂糖入れますし.
なお,はねあゆは大好きです.はねあゆって何かって,それはリュックのプラスティックらしき羽根の事ではなく,オープニング最後の,風に舞うはねと美しき涙を抱いたあのはねあゆです.
ところで,どなたかあのはねあゆのホワイトバージョン持ってません? 何がって,あのはね,結構赤みかかってますよね? あの羽根の白い奴です.どこかで見かけたような気がするんですが,一体どこだったのか...誰か色補正でもかけたんでしょうか.私のところにはそんな便利なツールはないので,どなたかかけてくれませんかねえ.色補正とやら.ピンクの部分が水色っぽくなれば綺麗に白い羽根になると思うんですけど...
シナリオは,特に言う事ありません.天使の人形――過ぎ去りし日々の記憶.三つ目のお願い.一体どうして,あれほど素晴らしい話を作れるのでしょうか...?
私自身は,知人の勧めであゆは最後にプレイしましたが,確かにこれで,やっと全ての話が繋がった,という感じでしたね.複数のページで,最初にやるか最後にやるかという議論があるようですが...問題ですね.凄く.最初にやっておくと,他のシナリオが分かり易くてよいのですが...他のシナリオをやるときにあゆを捨てるのが痛いらしいですね.最初のプレイって結構インパクト強いですから.ただ,このお話,誰か一人のヒロインを選ぶと,基本的に他のみんなはほったらかし,ですしねえ.
奇跡で救えるのはひとりだけ,ってことですか?
せっかくですので曲について.今回は全ての曲に少しずつ,という形式でいきたいと思います.
2. 2 steps toward
日常の曲.とりあえず,水瀬家とかで結構流れていたようなきがします.結構落ち着いた感じで好きです.これ聞くと,「ああ,Kanonだ」という感じがします.
3. 木々の声と日々のざわめき
こちらも繰り返す日常.学校が多かったと思います.どちらかと言うと,香里&北川の曲,という感じもしないでもないですけど.
4. 彼女たちの見解
ちょっと軽い感じの曲.大抵誰かさんたちが漫才やってるときですね.
5. 笑顔の向こう側に
栞テーマ曲.まず思い出すは雪の中庭,雪とストールを纏った可憐な少女――栞.ちょっと元気,そしてその裏では,複雑な思いを抱く曲.
ホントに,栞を思い出す曲です.元気ですけど,でも,その向こう側には――複雑な思いを秘めているんですよね.
6. the fox and the grapes
真琴テーマ曲.まず思い出すは夜の自室,毎夜騒ぎを持ちこむあまのじゃくな少女――真琴.悪戯の騒ぎ,そしてその裏では,家族の温もりを求める曲.
真琴らしい曲じゃないですか.はじめの勢いある部分では悪戯の騒ぎがあって,それが収まる頃には綺麗に主旋律が入って,真琴が「あう~」とか言ってる.ホント,上手にできてると思います.
7. 日溜まりの街
あゆテーマ曲.まず思い出すは夕方の商店街,たいやきを食い逃げする可愛らしい少女――あゆ.ころころと変わる表情,そしてその裏では,置き去りにされた夢を描く曲.
元気でドジな感じの,あゆにぴったりの曲です.それにしても,「約束」と同じ旋律だったとは.どこかのページで見るまで気付きませんでしたよ私は.
8. 少女の檻
舞テーマ曲.まず思い出すは夜の校舎,白銀に輝く剣を携えた物静かな少女――舞.夜と舞の静けさ,そしてその裏では,遥か遠い力を守る曲.
物静かな舞にぴったりの曲です.でも,僅かに入る緊張感のある旋律がまたいい感じ.
9. 雪の少女
名雪テーマ曲.まず思い出すは朝の登校,寝ぼけまなこの寛大な少女――名雪.朝のさわやかさ,そしてその裏では,誰かさんへの想いを隠す曲.
元気で日常っぽい曲.確かに日常で流れるんですけどね.雪の降る冬の街を思わせてくれます.
10. 約束
夢――置き去りにされた夢.また見つけられる事を望む夢――夢を,美しく描きだす曲.
ご存知開始から1週間,あの場面で流れる曲.それにしても,日溜まりの街と共通の旋律を持っていたとは...
11. pure snows
後半の日常の曲.いつもと同じはずの日常,その中に隠れる小さな不安.
これもまた,落ち着いた感じでいい曲だと思います.ここからがKanonの真髄ですね.
12. 霧海
いつもと同じはずだった日常――その中に隠れていた不安が大きく膨れ上がる.まさか――!
静かで寂しげ.私は真琴を捜している時を思い出すんですが,皆さんきっとそれぞれなんでしょうね.
13. 朝影
さわやかなタイトル曲.始めと終わりを司る偉大なる曲.
私結構好きなんですよこれ.ONEの時にタイトルに曲がなかったのが残念に思えたくらい.Kanonはここかは始まってここで終わるんですよね...
14. 冬の花火
時を遡る曲.ちびあゆやちびなゆもこれ.舞のお母さんもこれ.でも真琴は,ちょっと違ったような.綺麗な旋律で涙を誘います.
15. 生まれたての風
時は巡り,春はまたやってくる.風はここで生まれ,そして――辿り着くのでしょう.
風の辿り着く場所と同じ旋律ですね.曲名からしてきちんと付けられているところがまた素晴らしいところ.
16. 残光
静かに迎える朝.迎えるのは――冬の冷たい空か.それとも,春の訪れか.
17. 凍土高原
冬の寒さに凍てつく全てのもの.やがて春が来て,氷は溶けるのだろうか.
いろんなヒロインで流れるので,場面と言われても困りますけど,なんか寂しげな感じを思い出します.個人的には結構真琴っぽい気がしているんですけど,始めに攻略したヒロインってやっぱり印象が強いんですね.
18. 夢の跡
名雪と再開する時の曲.そして,また何度も使われる曲.私は大好きです.途中から盛り上がる部分が特に.感動の名曲.
順位を決めようとしたら,上位3本を争わなきゃいけません.なんていい曲なんでしょう.
19. 風を待った日
これもまた強く感動を呼び起こす曲.順位つけたら5本の指に入ると思います.私は大好きですこれ.
ところで,BM98やってる時に調子が悪くなって「・を・った日」と表示された時は笑いました.「てんをてんったひ?」(<点を点るって何するんだ?(笑))
20. 兆し
魔物が――!? 雰囲気のあるいい曲.
21. Last regrets
言わずと知れたオープニング曲.歌詞を覚えるのは当たり前,曲を聞くだけでオープニングムービーの場面が分かってしまう方も結構いらっしゃるのでは? 歌えるっていうのは良い事ですね.順位つけようとしたら3本の指を争います.
ところで,これ,歌ですけど.歌わずに歌詞を「詩」として朗読してみてはいかが? また別の発見があるかも,ですよ.
22. 風の辿り着く場所
こちらも言わずと知れたエンディング曲.前奏長いけど,いい曲ですね.ただ,私個人は始めの印象はそれほどでもなかったですね.知人に「風の辿り着く場所,感動でしょ? Last regretsよりも好き」と言われたとき,私は「そう? 私Last regretsの方が好きかなあ」なんて答えてたんですが.何度か聞いているうちに味の出てきた曲ですね.はじめの印象が良かった分,今だLast regretsに軍配が上がりそうではありますけど.
順位決めようとしたら――少なくとも5本の指は争わなくちゃなりませんね.
23. Little fragments
全終了後オルゴール曲.Last regretsを始めとして,夢の跡,風を待った日,などとの共通旋律.まずこの旋律が入っているものは好きです私.
というわけで――いい話でした.Kanonは.ホントに.
あ.ところで,最後に――ONEのときにも存在した,コンビニエンスストアらしき「ロリコン」なる店.Kanonの商店街の背景にもそれらしき看板があること,知ってました?